いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。
「年収1000万円を稼ぐ80歳のおばあちゃんがいる里山」。このタイトルを見て入ってきた方、ありがとうございます!この話は嘘ではないですよ。本当の話です。
舞台は、徳島県の奥深い山奥、上勝町(かみかつまち)。
徳島といえば・・・鳴門の渦潮。
そして夏といえば・・・阿波踊り。
その徳島県の山深いところに人口1800名足らずの、四国で最も人口が少ない村があります。それが上勝町(かみかつまち)。
町には日本の棚田百選にも選ばれるような緑豊かな棚田と田園風景。
絵に書いたような美しい里山の風景。
こんな「ド」が付くくらいの田舎になんで1000万円を稼ぐばあちゃんが???
その理由は・・・・・「いろどり」。「いろどり」とは、紅葉、柿、南天、椿の葉っぱや梅、桜、桃の花などで、料理のつま物にする材料として商品化した上勝独自の産業です。1年中、野山にあるシャガを舟、樽、鶴等に加工し“翠”として、野草の中で食べられる物を“幸”として出荷し高く評価されています
「つわもの」とは上のような「葉っぱ」です。高級料亭などで季節感を出す道具として利用されていますね。
田舎の当たり前をビジネスに変えた先進的な事例として視察者が後を立たないそうですよ。地元のおばあちゃんたちが決まった数量を毎日出荷するのではありません。おばあちゃん達はPCを駆使し、全国の市場情報を収集して自らマーケティングを行い、葉っぱを全国に出荷するのパソコンを駆使して大活躍していることがさらに驚き。自分の出荷したものがどの程度売れているのか、周辺のおばあちゃん同士が競争しながら出荷しているというからさらに驚きです!中には、年収1000万円を稼ぐおばあちゃんも本当にいて、「葉っぱ御殿」を建てたという方もいるそうです。
「いろどり」を運営しているのが株式会社いろどり。株式会社いろどり代表取締役である横石さんが「彩(いろどり)」と名づけてスタートしました。葉っぱビジネスのポイントは、軽量で綺麗であり、女性や高齢者でも取り組める商材であること。上勝ならでは資源を有効活用し、元気なおばあちゃんたちが活躍の場も創出し、現在の年商は2億6000万円。小さな村の巨人になりつつあります。
講演する横石社長。全国から講演で引っ張りだこです。
上勝は「常識破りの先進的な田舎」であると私は思います。
green travelerでは、この上勝で「いろどり」の現場に行き、その活動現場を見学し、その先進的で元気な田舎暮らしを学ぶスタディツアーを発表しました!
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-tks_2011_5.htm
題して『徳島県上勝町で田舎暮らし里山スタディツアー4日間』
夏休みを利用して、7/29(金)出発限定、15名様限定です。
実は、上勝は「いろどり」だけでなく、他にも「常識破り」な取り組みを行ってます。
明日もこの上勝の常識破りな取り組みをご紹介します。お楽しみに!!!
H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアー
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO