屋久島 2011.06.02

いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長です。


green travelerではこの度、屋久島の自然環境保護活動ボランティアツアーを発売しました!
今日はそのご紹介です。
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-kum_vol.htm


屋久島は日本で最初に1992年に世界自然遺産に登録されました。多様な気候の植物がひとつの島に植生している奇跡。

縄文杉を代表する太古のヤクスギの原生林。
“自然を楽しむ”エコなブログ-紀元杉
これは紀元杉。


1600種類のうち実に600種類が屋久島にいると言われている苔。
“自然を楽しむ”エコなブログ


そして、もうひとつ世界的にも希少なのは「ウミガメ」。
“自然を楽しむ”エコなブログ
屋久島は北半球最大のアカウミガメの産卵地と言われており、4月下旬頃から始まる産卵シーズンになると、夜の浜に上陸し、産卵場所を探し、気に入った場所を見つけると穴を掘り、卵を産み落とします。7月からはその卵が孵化し、海へ帰って長い長い旅へ出かけていきます。
“自然を楽しむ”エコなブログ


屋久島では、永田いなか浜が最も大きな産卵地となっています。
“自然を楽しむ”エコなブログ-永田いなか浜


ウミガメは現在、生息数が世界的にも激減しており、日本でも環境省が定めるレッドリスト「絶滅危惧種」に指定されています。

ウミガメは光や人の気配に非常に敏感なため、人が夜の浜を歩き回ったり、懐中電灯を使ったりすると、上陸をやめ、卵を産み落とす前に海に帰ってしまいます。また、7月上旬頃からふ化し始める子ガメについても、人が歩きまわることにより砂が踏み固められると、砂の中から出てこられずに死んでしまいます。「永田浜ウミガメ保全協議会」ではウミガメシーズンに永田浜へ訪れる方々に守っていただきたい事項をまとめた「永田浜ウミガメ観察ルール」を策定し、下記の要領でウミガメ観察が実施されています。

●5/15~7/31 産卵期(親カメ観察)
ウミガメ観察会が開催され、見学者は必ずレクチャーを受けることが義務化されています。午後8時30分からいなか浜でウミガメの生態について説明があり、ビデオを見ながらウミガメについての学習を行った後、上陸が確認されてから係員が浜へ案内いたします。参加者には記念品を差し上げます。
※7/31まで観察会協力金700円は別途現地払い
※定員80名のため取れない場合あり

●8/1~31 孵化期(子ガメ観察)
うみがめ館では、夏場の孵化調査に合わせて、様々な理由で巣穴から脱出できなかった子ガメの保護をしています。夜間臨時開館中には保護した子ガメを海に戻す際、啓蒙活動の一環として来館された方々にレクチャーを行い、海に戻る様子をご覧いただいております。


ウミガメ観察ができるツアーはこちらです。
夏休み屋久島大冒険4日間
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-kum_summer_sp.htm


これらは、いわゆる「観察する」ことを目的にしたものですが、
この度、私たちが発表した自然保護活動ツアーでは、このウミガメの保護活動を行うNPO法人屋久島うみがめ館の協力により、ウミガメの生態調査、孵化調査のボランティアに参加するツアーを実現することができました!
“自然を楽しむ”エコなブログ-孵化調査
実際に、保護活動や調査活動に加わることでウミガメについて深い知識と経験を得ることができ、屋久島の自然環境保全に貢献することができます。

ツアーは9月2日(金)~4日間。20名限定ですので、関心のある方はお早めにお申込下さい!
ツアー内容はこちら
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-kum_vol.htm


明日は、ウミガメの生態や神秘の行動についてご紹介します。


H.I.S.エコツーリズムデスク 

五感にチャージする大自然エコツアーclover
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:
http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO


同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HIS エコツアーデスク

    2025.05
    loading...
    テーマ一覧