富士山 2011.06.08

いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。

シリーズ「富士山」fuji。今日は山小屋についての話です。moon3

“自然を楽しむ”エコなブログ-宝永山と雲海
富士山登山をされる方のほとんどは、山小屋に泊まることになります。一重に山小屋と言っても実は色々な山小屋があるので、山小屋選びはとても重要です。また山小屋での過ごし方や施設、ルールについて知っておくことで事前準備にも役立ち、登山をより快適に楽しくすることにつながります。good
“自然を楽しむ”エコなブログ-白雲荘
意外かもしれませんが、登山初体験で富士山に挑戦される方は少なくありません。そのせいか山小屋の事前知識がない為に「そんなはずじゃなかった」と困ってしまう方も多いのも事実。そんなことにならない為にも、今日は山小屋のすべてをお伝えします。


【施設】
もともと山小屋は登山者が安全に一夜を過ごすために設けられた場所。快適さよりも安全が優先される場所であり、一般のホテルや旅館のような充実した施設を期待してはいけません。まずお風呂はありません。なので、お風呂は入れません。そこは我慢するしかありません。ウェットティッシュを持参してリフレッシュする自己防衛を。またトイレも共同で、部屋も大部分が相部屋ですので、「プライベートな空間はない」ことをまず理解しましょう。wobbly
“自然を楽しむ”エコなブログ-山小屋富士山広間


【寝るところは?】

部屋は畳敷きか二段式の部屋が多い。布団が備えられているので、シュラフは不要です。ただ、一人一人のスペースは狭く「知らない人と肩を並べて寝ることになる」ので、慣れないと寝付けないこともあるかもしれません。よく問題になるのは「イビキ」。耳栓を持っていくと良いでしょう。

特にハイシーズンの混雑時は、ひどい時には一枚の布団に2人で寝るというような割合で寝ないといけない場合があります。もともと3000mの数少ない平地の限りあるスペースなので、くつろげるほどの余裕はないことを覚悟しておくべきでしょう。こればかりは文句を言っても仕方ありませんので、覚悟していただくしかありません。shock
“自然を楽しむ”エコなブログ-富士山山小屋

【食事は?】riceball

山小屋での食事は朝夕2食付がほとんど。素泊まりプランもあります。メニューは、ほとんどの山小屋の夕食がカレーライス。量もそれほどない場合もあり、山小屋によって違いが分かれるところです。最近は定食メニューを出す山小屋も出てきました。restaurant


【予約は必要?】telephone
日本の山小屋は予約なしで泊まれることが多いですが、こと富士山に限っては予約制の山小屋がほとんど。特に最近に登山ブームもあって、混雑時は予約しないと入れてくれない場合もあります。予約は5月くらいから受け付けているところが多く、日付によっては既に満室の日もあります。特に7-8月の土曜日泊はお早めに。


【何時ごろ着けばよい?】bell
15時くらいまでに到着していることが理想。山小屋の夕食時刻は17時頃から始まってしまうので、落ち着く前にすぐ夕食となってしまいますし、遅すぎると夕食がとれないことも。消灯時刻は21時頃と早い。また、早く着くことで高山病予防にもなる。体を高地に慣らしてから寝ることが大事で、着いてすぐ食事、そしてすぐ寝るというパターンが高山病を発症させやすくなってしまいます。普段よりも3~4時間前倒しで一日が動いていると思ってください。
“自然を楽しむ”エコなブログ-売店

上記が、一般的な富士山の山小屋の解説です。

では私たちのツアーの山小屋はどうなのか??

私たちの富士山登山で利用する山小屋は「赤岩八号館」というところです。ここは、他の山小屋に比べていいところがいっぱいあります。
“自然を楽しむ”エコなブログ
①他の山小屋に比べて空いています
富士宮ルートからトラバースした御殿場ルート上にあるので、吉田ルートに比べ比較的空いています。(それでもプライベートな空間はありませんので覚悟は必要です)

②本当の頂上剣ケ峰まで約2時間と近いbell
御殿場ルートは混雑も少ないので、吉田ルートにあるような登山渋滞は少ないでしょう。

“自然を楽しむ”エコなブログ-富士山登山

③夕食のカレーライスおかわり自由up
赤岩八号館では、なんと夕食のカレーライスが手作り!他の山小屋によくあるレトルトではありません。しかもお替り自由なので足りないといいうことはありません。
“自然を楽しむ”エコなブログ-カレー

④朝食が定食up

ほかの山小屋と異なり、弁当でなく御飯・みそ汁・玉子・ハムの定食です。うれしい!

⑤頂上アタック時に荷物を預かってくれるnotes
大きな荷物を背負わず登れるので、これは大変助かります。こんな山小屋は他に聞いたことがありません。

⑥山小屋からご来光を望めるscissors
もし高山病や体力・気力の限界で頂上を目指せない場合でも山小屋からご来光を眺めることができます。

“自然を楽しむ”エコなブログ-赤岩八号館よりご来光

赤岩八号館は標高3300m付近にあります。天気次第ですが、足元には丹沢・箱根の山塊と山中湖・箱根芦ノ湖が見えますし、透明度の良い日には房総・三浦・伊豆半島の山並みや伊豆大島、御前崎はもちろん、遠くは北関東の八溝山系、筑波山系や伊豆三宅島の山々まで見ることができますよ。

“自然を楽しむ”エコなブログ-山小屋前


green travelerでは、今年の夏2つの富士登山ツアーを用意して、皆さんのチャレンジを応援したいと思っています。

①7月30日(土)出発 富士山登頂チャリティツアー<新宿発> 19,800円
http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-fuji_0730.htm


②8月13日(土)・27日(土)出発 富士山登頂エコチャレンジ<新宿発>19,800円

http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-fuji_0813.htm


いずれも参加しやすい週末土日で参加できますし、山岳ガイド&登山添乗員同行で万全サポート。


初心者のための富士山登山講座を開催決定!lovely

参加費無料ですので、ぜひご参加下さい!(事前予約制)
“自然を楽しむ”エコなブログ-セミナール-ム
●講座内容
初めて日本一の富士山登頂を目指す方向けの講座です。富士山は健康であり、気力があれば誰でも登ることができる日本一の山ですが、その標高の高さから温度差・高山病対策も大事です。富士登山コースの特徴や魅力、準備すべき道具・心構えについても学びます。登山用品の説明も致します。
●開催日時:①7月9日(土) 14:00~15:30 、②7月23日(土)14:00~15:30
●開催場所:H.I.S.新宿本店9階セミナールーム
●参加資格:富士山登山を検討されている方
●定員 :各回30名 
●参加方法:事前予約制です。下記のオンラン申込またはお電話でご予約下さい。
http://www.his-j.com/tyo/eco/his_shiryo-01.htm


明日は、富士山登山の登り方・歩き方講座です。疲れない歩き方、怪我をしにくい歩き方を伝授します!


H.I.S.エコツーリズムデスク
五感にチャージする大自然エコツアーclover

PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO


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