いつもご覧頂きありがとうございます。green traveler編集長の鮫島です。先日のブログでも、岩手三陸海岸復興支援活動&観光コースの発表と紹介をさせて頂きました。予想以上に反響が大きく、わたしたちの活動に多くの皆様のに共感していただけて本当にうれしく思います。
●岩手三陸海岸復興支援&観光コース2日間: http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-hotoku_vol8.htm
ブログでの紹介:http://ameblo.jp/his-eco/theme4-10033397894.html#main
今日は、本の紹介です。
吉村昭『三陸海岸 大津波』文春文庫 です。
実はこの本は2006年に亡くなった作家 吉村昭の1984年の著書です。三陸を襲った明治29年(1896年)、昭和8年(1933年)、昭和35年(1960年)のチリ地震の3つの大津波を当時の被災者の証言をもとに記録、綴ったものです。今読んでも、つい先日起こった出来事のように思われる内容です。今回の出来事が初めてのことでなく、過去に起きていたその事実を自らの足で訪れ、ヒアリングしながら記録した名著です。過去3回も今年以上の多くの死傷者が出てしまった過去の記録。その上で海と対峙し、海と共に生きる三陸の民。
著書に「津波は自然現象である以上時世が変わってもなくならない。必ず今後も襲ってくる。」と言った田野畑村の早野氏(取材時87歳)の言葉が今になって重くのしかかってきます。地球がある限り起こり得る人知を超える自然現象の脅威と忘却の渦。世代を超えて伝えることの難しさをこの本は伝えてくれているとも読み取れます。
この本の中でも、岩手県田野畑村もよく出てきますので、今回のツアーに参加される方はぜひ読んでいただきたいなと思います。
H.I.S.エコツーリズムデスク green traveler
五感にチャージする大自然エコツアー
PC:http://www.his-j.com/tyo/eco/top.html
mobile:http://t.his-j.com/00130/index?uid=NULLGWDOCOMO
●岩手三陸海岸復興支援&観光コース2日間: http://www.his-j.com/tyo/eco/japan/eco-hotoku_vol8.htm
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