メキシコシティの歴史的中心地区は、
スペイン植民地時代に建てられたコロニアルな建造物群・街並みが
重要ということで、1987年に世界文化遺産に登録されています
そんなメトロポリタン・カテドラルのすぐ横に、
スペイン人が征服する前に栄えていた、アステカ文明の遺跡が
ひっそりと佇んでいます。
その名も、『テンプロ・マヨール』
日本語に訳すと、大神殿
これが大神殿…って思われるかもしれませんが、そうです、
そうなんです これが大神殿だったんです
世界で3番目に大きなピラミッドですが、
この太陽のピラミッドよりも、テンプロ・マヨールは大きかったとか
模型になりますが、元々はこんな2つの神殿を頂きに置く
植民地時代は、この周辺と同じくスペイン調の建物が建っていたのですが、
1978年に地下の電気工事中に、アステカ時代の円盤が見つかり、
そこにはアステカ文明の重要な神様が彫刻されていたので、
その後、本格的な発掘調査が行なわれました
その結果、ここがアステカ文明の都・テノティトランの中で、
1番重要視されていた、大ピラミッド・テンプロマヨール
が建っていた場所だとわかり、1984年から一般公開されています
外から眺めるだけではなく、中に入り、近くからも観ることができます。
チチェンイツァで有名な、チャックモールも、
ほかにも、約500年前にも関わらず、キレイな色が残っているところが
他にもたくさんあります。きっと地下に埋もれたままだったので、
スペインはアステカ帝国を征服した際に、
大変強い軍事的・政治的・精神的支配を行なう為、
神殿という神殿をすべて破壊し、その石を使って
なので、アステカ時代の遺跡はスペイン調の建物の下に眠ったまま
上に建っているスペイン調の建物が世界遺産にも登録されるほど、
貴重な建造物群ということで、それを壊してまでアステカ時代の遺跡を
わざわざ発掘できない状況なのです。なかなか難しいところですね
もしかしたら、
これ以上は永遠に掘り起こされないかもしれない、アステカの都。
そんな数少ない貴重な遺跡を観れるのがテンプロ・マヨール
メキシコシティ市内観光のハイライトの一つです
アステカ文明の郷愁に浸ってみるのも良いのでは
次回は、遺跡内にある博物館をご紹介したいと思います。
なんだか、久々に真面目っぽいネタを書いた気が…
たまにはこんなのもね
***MAFU