およそ1ヶ月前に書いたブログの続きです。
途中で書くのをすっかり忘れてました…。
さて、今日紹介するのは「エルタヒン遺跡」です。
パパントラからは路線バスで約30分のところに位置して
ます。ポサリカからも大体同じくらいの距離です。
入り口をぬけて、すぐに目に入るのは生い茂った緑。
ベラクルス州は雨が非常に多く、このエルタヒン遺跡の
ある地域も例に漏れません。
カラッと照りつける太陽、というイメージをメキシコに
もたれる方も多いかもしれませんが、ここは、ジメーっと
してます。(この日の天気が良くなかったのもありますが)
さて、この遺跡でもっとも有名なのは「壁龕(へきがん)の
ピラミッド」です。
6層の基壇があり、高さは約20メートル。
壁龕とは、文字通りくぼみのことで、現在は失われてしまっている
頂上の神殿にあった壁龕と、ピラミッドの側面との壁龕をあわせると
365になるそうです。そのため、それぞれの壁龕は、特定の日を
あらわしていたのではないかと考えられております。
これ以外にも中央広場を中心に数多くの遺構が発掘されて
おりますが、それでもまだ、発掘は全体の10分の1程度とのことです。
遺跡の奥まで進んだところで立ち入り禁止の看板が
たてられておりました。
この先のジャングルの中にはまだ発掘されていない
遺構がたくさん眠っているのでしょうね。
エルタヒンには、地味な印象を受ける方もいるかもしれません。
テオティワカンのように、巨大なピラミッドがあるわけでも
ありませんし、チチェンイツァのような派手さもありません。
しかし、ここには「遺跡らしい雰囲気」があると個人的には
感じます。
観光客があまりいないというのもありますが(世界遺産にも
登録されているにも関わらず)、それ以上に緑あふれる中に
ひっそりと歴史を守っている、この遺跡にそのように感じることが
できるのです。ピラミッドのシルエットもとても美しいです。
さて、遺跡を見物したらおなかが減りますよね。
外に出ると数多くのレストランが並んでます。
10件くらい並んでいるのですが、呼び込みが激しい割には
どこも同じような品揃えのような気がします…
選ぶのにも一苦労です…。
***yuta
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投稿: tomoko -2008年7月28日 (月) 14時58分
■待ってました!
パパントラシリーズ続編ですね!エルタヒンって寂れているのと繊細な作りがいい情緒をだしてそうですね。しかも壁龕なので石の中が空いていて壊れやすそうなのに、よく形を保っていますね。丘からボーラドールの像がいつも見守っている静かな街パパントラと人気のないエルタヒンの旅行って癒されそう…。 -
投稿: his-mexicocity -2008年7月28日 (月) 21時44分
■無題
遺跡も人によって好き嫌いがありますからなんとも言えないのですが、個人的にはエルタヒンは好きですね。メキシコには実に様々な遺跡があるので、お越しの際はお気に入りの遺跡を見つけてみてはいかがでしょうか。