前回の続き。
メスカルティタンでは何を食べるか。
潟湖の上に浮かぶ島で、漁業も盛んです。
そうなると新鮮な魚介類を食べずにはいられませんね。
とはいえ、朝方にはレストランはやっていません。
そうなると屋台で食べるしかありません。
この屋台では、EMPANADA DE CAMARON(海老のパイ)が
売られてました。海老の、といっても海老がまるごと入っている
訳ではなく、フレークにしたもの。
これにサルサソースをかけるて食べるのですが、
これがとてもおいしいのです。
地元民はこの屋台で食べるのが日課なのか、
みなさん次々と現れては、たくさん注文し持ち帰りをしてました。
なんだ、このうまさは!と朝食から感動してましたが
まだまだ序の口。
ぷらぷら歩いていると、採れたばかりの生牡蠣を路上で
向いている親子を発見。
もうね、よだれが出そうなくらいおいしそうな牡蠣だったんです。
採れたばかりの生牡蠣に、塩とレモンをかけると、牡蠣が
「しみるじゃねーか、バカヤロー」といわんばかりに動くのです。
それが新鮮な証拠。
こんなにおいしい生牡蠣を食べたのは人生ではじめてかも
しれません。
牡蠣をむいていたのはこちらの親子。
先祖は中国系みたいです。こんな小さな島に、同じアジアの
祖先がいるなんてびっくりしましたが、この島だけでなく
ナヤリ州やお隣のシナロア州には中国系のかたがたくさん
いるみたいです。中国の苗字を持っている方も多いようです。
アジア系ということで、やたら苗字や出身地を聞かれたのですが
そんな理由があるみたいです。
船のおっちゃんに聞いたところ、このレストランがうまいよとのこと。
かなりオープンなところですよね。
でも、味は抜群でした。
値段も安いし。
でも、気になるのが、「CUCARACHA」というメニュー...
これゴキブリっていう意味ですよね、と恐る恐る聞いてみた所、
「はっはっは、殻や足のついた海老のことよ」とのこと。
びっくりしました。まさかねぇ...。
でも、それ以上にびっくりしたのは、サービスでついてくるボターナ
(おつまみというかお通しっていうのかな?)がなんと海老です。
頭まで食べれちゃうさくっとした海老。それでいて味も濃厚。
ビールが進みます。
さて注文したのは、海老のにんにくいためと、
焼いた真鯛(PALGO)。
お決まりのサルサソースもついてくるのですが、
いかんせん素材が良いので、なくてもものすごくおいしいのです。
ただただ新鮮なだけ。それが本当においしいのです。
ビールもすすみます。メキシコシティでも魚は食べますが
ここまでおいしい魚介類は他にないのではないかという
おいしかったです。
前の記事でメスカルティトゥランの魅力を書きましたが、
この食も大きな魅力です。
鳥たちはこんなのんびりした島で、おいしい魚を食べているんだな。
そんなことをぼんやり考えながら、ビールをもう一杯。