ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群


交通の便が悪い世界遺産はメキシコ各地にいくつかありますが

この伝道所群も辺境にあるので非常にアクセスしづらいです


拠点の町ハルパンに行くまでもひと苦労でしたが

そこから5つの伝道所を巡るのはもっと大変sweat01


かなりバラバラに点在しているので

とにかく5つ全ての伝道所をまわりたい場合は、

ケレタロから週末に人数が集まれば…

 出ている不定期な1泊2日のツアーに参加する。

ハルパンでタクシーやガイドを個人でチャーターしてまわる。


結局僕は後者を選択。ガイドとドライバーをチャーターし、いざ出発up

それでは5つの伝道所を順番に紹介したいと思います。


oneSantiago de Jalpan(サンティアゴ・デ・ハルパン)


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~

1751年~1758年に建設 5つの中で1番古い伝道所。

『信仰の守護』の意を込めて建てられました。

さらに5つの中で1番規模が大きな伝道所。

拠点の町・ハルパンの中心広場にあり比較的アクセスしやすいです。



twoNuestra Señora de la Luz de Tancoyol

(ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・ルス・デ・タンコヨル)
H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


1760年~1766年に建設 5つの中で2番目に新しい伝道所。

『慈悲』の意を込めて建てられました。

1つ目の伝道所と同じくJalpan de Serraの町の中にありますが

かなり山奥に位置しています。



threeSan Miguel Conca(サン・ミゲル・コンカ)
H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


1754年~1758年に建設 5つの中で2番目に古い伝道所。

『信仰の勝利』の意を込めて建てられました。

さらに5つの中で1番小さい伝道所で、

さらにさらに1番先住民の手が加えられている、先住民色の強い伝道所。

カラフルでいて、花や果物がたくさんあしらわれています。

ハルパンから遥か北にあるArroyo Secoという町にある伝道所。

かなり遠かったです…




fourSan Francisco del Valle de Tilaco

(サン・フランシスコ・デル・バジェ・デ・ティラコ)
H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


1754年~1762年に建設 5つの中で3番目に古い伝道所。

『まっすぐな、正直な信仰』の意を込めて建てられました。

正面のファザードが他の伝道所と比べて小さいのが特徴。

さらに、1番保存状態良く残っているのもこの伝道所。

ハルパンから今度は遥か東にあるLanda de Matamorosという町にあり、

これまた遠いし、山奥です。




fiveSanta Maria de las Aguas de Landa

(サンタ・マリア・デ・ラス・アグアス・デ・ランダ)
H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


1760年~1768年に建設 5つの中で1番新しい伝道所。

『神の町』の意を込めて建てられました。

さらに5つの中で1番精巧で美しい装飾が施されています。

かなり神聖化されているようで、シエラ・ゴルダ地方の精神的な植民化の

終焉がこの伝道所には表されているとも言われています。

4つ目の伝道所と同じくLanda de Matamorosという町に位置しています。



ケレタロ州シエラ・ゴルダのフランシスコ会伝道所群

その当時未開の地であった

今のアメリカのアリゾナテキサス(元々はメキシコの領土)

などへの伝道の拠点としても機能した重要な場所flair

そんな歴史的な背景、

そして保存状態の良い精巧かつ豪奢なファザードなどが評価され

世界文化遺産に登録されました


そんなフランシスコ会士の精神が集約されていることはもちろんのこと、

先住民の手によって実際この伝道所は作られているので、

メキシコの歴史を語る上では切っても切り離せない『混血

が凝縮されている非常に興味深い伝道所。


アクセスしづらいのが難ですが、

是非メキシコという国のひとつの真髄、

遺跡やコロニアルな街並みとは一味違ったメキシコの世界遺産を

味わってみて下さいnotes



***MAFU

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