ご無沙汰の国立人類学博物館のススメ
(ほったらかしてすみません)
前回までにアステカ 、マヤ 、テオティワカン ブースとご紹介してきましたが
考古学ゾーンは全部で12の部屋に分かれているので
残すところはあと9つのお部屋ですね。
そんな残りの部屋をひとつ記事にまとめるとかなり長くなってしまうので、
2回に分けてご紹介します。
今回は博物館に入場して、中庭右手のお部屋たちをご案内します
部屋の名前の通り、『人類学』とはなんぞや
そしてこの博物館の概要を紹介する為に設けられている
ブースとなります。
ネアンデルタール人やクロマニヨン人など人類が生まれた時代を
化石、人骨などと共に紹介し、考古学や言語学、人類学とは
どんなものなのかを様々な角度から紹介しています。
メソアメリカとはアメリカ大陸中央部を指し、
16世紀にスペインが侵略するまで様々な古代文明が栄えた領域で、
具体的にはメキシコ、グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、
ホンジュラスの西部を指します。
上の巨大な壁画はベーリング海峡が陸続きだった頃にやってきた
動物たちが描かれています。
先古典期ブース
テオティワカンブースのすぐ隣、入り口は一緒です。
死者と共に埋葬された土偶など、このブースから考古学色が
かなり強くなってきます。
先に紹介したテオティワカンブースを挟んで、右手最後の部屋が…
テオティワカン文明終焉後に栄えたトルテカ文明のブース、
世界遺産『ソチカルコ』や
『カカシュトラ』、『トゥーラ』など様々な遺跡が有名です。
この壁画はレプリカになりますが、カカシュトラ 遺跡の有名な壁画。
遺跡を訪れると実際にこのレプリカに近い、
メキシコ国内でも有数の鮮やかな壁画が残っています
こちらも有名な、トゥーラ 遺跡の戦士の像(オリジナル)
その他にもトルテカ文明各地の品々が展示されています。
これでようやく考古学ゾーンの半分を紹介できました。
ということは、まだあと半分…気長に紹介していきたいと思います
こうしてブログで紹介してみると
国立人類学博物館は、本当に規模が大きな博物館だと
つくづく実感させられます
つづく
***MAFU
-
投稿: LOU -2009年10月 6日 (火) 15時23分
■奥が深い
どうしてもメジャーな方に目を向けがちですが、ホントに色んな文明があって、勉強になります!農業が大切だったっていうトコロなんかは、日本と同じ農耕民族なんだなぁ~と(^-^) -
投稿: mafu -2009年10月 6日 (火) 17時39分
■Re:奥が深い
>LOUさんご愛読ありがとうございます。本当にメキシコの古代文明は知れば知るほど奥が深くて尽きません。近日中にまた他のブースもご紹介したいと思います!!