メトロのりつぶしの旅も、今回で20回目。
今回は20回目ということもあり、乗りつぶしではなく、
ちょっと志向を変えてみたいと思います。
そもそもメキシコシティのメトロでは、なぜピクトグラムが
採用されているのでしょうか。
ピクトグラムがうまれた背景には、メトロ開通当時、
メキシコの識字率の低さからうまれたことがあります。
例えばサパタ駅は、やっぱりこの方エミリアーノ・サパタです。
サパタはメキシコ革命の指導者であり、メキシコの英雄で
あります。
このように、近隣の施設や、地名の由来となる歴史上の
人物などがピクトグラムに割り当てられてます。
もちろん、それを理解するにはある程度の知識は必要になりますが、
そのマークをひとつの記号として覚えることはできますよね。
メトロにおけるピクトグラムの採用は、メキシコの壁画運動の
意義に非常に近いと思います。
また、そういった背景を別にしても、各路線毎に色分けがされており、
ピクトグラムの色もそれに沿ってますので、外国人がメトロに乗っても
非常にわかりやすいですね。
日本の東京メトロの場合は、駅ナンバリングですね。
写真の路線図は有楽町線のものです。
路線を示す番号は、有楽町の「Y」、そして起点から数えた
番号が割り振られてます。
こういった駅ナンバリングは、アジアに強く見られる傾向です。
駅名にアルファベット以外の文字を用いられているため、
現地の言葉に疎い外国人にも間違えることがないように
するためのものです。
日本では日韓ワールドカップの開催にあわせて、
横浜市営地下鉄ではじめて導入されましたね。
識字率とは異なりますが、似たような背景からうまれてます。
メキシコでは新しく開通する路線や、メトロブスにも
こういったピクトグラムが導入されています。
どれも味があり、名前の由来などを探るとちょっとした
お勉強にもなります。
ちなみに、日本だと、福岡市交通局でシンボルマーク制が
導入されていますよ!
今後もこのブログの場を借り、メキシコシティのメトロを
紹介してまいります。目標は完乗です!
もし、探って欲しい駅などありましたら、コメントくださいね。
***yuta