2009年も残すところあとわずかとなりました。


今年最後のメトロのりつぶしの旅は、タクバヤ駅です。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


タクバヤ(TACUBAYA)駅は、1号線、7号線、9号線の3路線、

そしてメトロブス2号線が交わる西のターミナル駅です。


1号線と9号線は、TACUBAYAから別ルートで進み、

PANTITULANで、再び合流します。混雑の激しい1号線の

バイパス線の扱いで9号線ができた経緯がありますね。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


さてこの駅のマークは「CANTARO(水がめ)」です。


駅名の由来は、この付近のコローニア(地区名)、タクバヤから

来てます。名前そのものは、ナワトル語で、「水の集まる場所」という意味です。


さて、この駅ですが、駅構内に無数の壁画が描かれています。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


頭上に、


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


壁一面に、


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


連絡橋にも、


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


とにかく、あらゆるところに壁画が描かれています。


ただ、壁画が飾られているだけではありません。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


絵に対して、簡単ながら説明書きが書かれています。


H.I.S.メキシコシティー支店~タコタコ・タコス通信~


絵と照らし合わせて、何番の人が誰で、といった感じです。



このド迫力の壁画は、ギジェルモ・セニセロス氏によって描かれ、

1987年5月に公開されました。

氏は、シケイロスで有名なポリフォルムシケイロスの製作にも

関わった人物です。


製作に1年以上、合計600平方メートルにも渡る巨大なこの壁画は、

アストランを出発したメヒカ人が、現在のメキシコシティである、

テノチティトゥランに到着するまでの、彼らの足跡を具体化したものです。


この壁画は、ほとんどすべて1号線乗り場の付近に描かれています。

1号線に乗る用事がなくても、見る価値大ですよ!



メキシコシティのメトロの駅の魅力は次の4つに分けられる思います。


・駅建築の魅力

・駅構内の展示物の魅力

・駅近辺の建築物の魅力、及びそれが由来のピクトグラム
・味のあるピクトグラム


この駅は、まぎれもなく2番目の理由ですね。


まだまだ魅力的な駅もたくさんあります。

来年は、もっとたくさんの駅を紹介できればと思います。

来年も宜しくお願いいたします。


***Yuta





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    • 投稿: BoBo -2010年1月 6日 (水) 16時36分

      ■subte
      なかなか目につきませんが知ると奥深い地下鉄の魅力!今日本にいても次のメキシコ旅行は地下鉄ツアーかなと考えてしまうくらいです。今年も楽しみにしているので宜しくお願いします!

    • 投稿: his-mexicocity -2010年1月13日 (水) 02時31分

      ■Re:subte
      >BoBoさんコメントありがとうございます。メキシコのメトロは奥が深いです。ただし、治安があまり良くはないので気をつけて下さいね。しかし、次回のメキシコ旅行を地下鉄ツアーに考えるとは!!!私はメキシコメトロ勉強中の身ですが、今後もこの企画を続けてまいりますので、楽しみに待っていてくださいね。

    

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