ロンドン・イギリスのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 ロンドン観光ブログ

みなさんこんにちは　おもこでーす！
週末に一旦秋が来たかと思いましたが、また今週末に暑くなるようですね！（とは言え最高気温２７度）とても心地よいサマータイム中のロンドンです。

今日は先日のブログの続きでウィンザーにある英国一のパブリックスクール！１９人もの首相の出身校であるイートン校のリポートです！

ロイヤルファミリーのご子息も卒業されたイートン校は１４４０年創設の男子全寮制パブリックスクールです。

イエイ！やんちゃな次男坊の僕もイートン校の卒業生


ウィンザーとはテムズ川を挟んで対岸であるバークシャー、イートンに校舎があります。


もとはヘンリー６世により貧しい少年たち70人に無料で教育を受けさせるために発足した学校だったそうな。今では学費25,000ポンドというから信じられませんね。


現在イートン・カレッジでは13歳から18歳までの少年約1300人ほどが学んでいます。


イートン校に近づくにるれ、制服などを扱うお店（テイラー）が何軒もありました。もしかすると●●家では代々ここでとかありそうですよね。


校風は独自の用語や伝統が数多く残されていることでも知られていて、特に制服である黒の燕尾服、チョッキ、ピンストライプのズボンにタイというスタイルはイートン校以外ではかなりの異彩を放つスタイル。


現在の制服はジョージ3世の葬儀の際に喪服として着られ、そのまま定着したものだそうです。


校内で属するグループによってチョッキのボタンやズボンなど細部が異なっているので、どのグループの一員かが一目で分かるそうな。


中でも奨学金を受けれる一握りの生徒のグループ「王の学徒」は黒いガウンを着ることが要求されるということ。これはなかなか自尊心をくすぐる演出ですね。


この日は思い立って立ち寄ったので、ツアーには申し込まず外観だけ見て満足しましたが、ガイドによってツアーが夏期だけ催行されているようです。


先日、友人にお誘いいただきもう一つの名門パブリックスクール「ハロウ校」をガイド付きツアーで見学しましたが、すごかったですね。なんというか、あんな環境で教育されたら自分は特別な人間だと自覚せずにはいられないでしょう。


富士山より高い自身、自尊心が培われそうです。


卒業生のほとんどがオックスフォード大学かケンブリッジ大学に進学するここイートン校では、勉学以外に幼少の頃から強力なネットワーク作りがすでに始まっているんですね。


両校訪れたのは学校が休み中なので、生徒は親元に戻っているのでしょう、とっても静かです。


ゴシック建築の校舎が時代を物語っています。６００年近い歴史とはすごいですね。


でも、イートン校を設立した際には更に歴史の古いウィンチェスター校（１３８２年）から先生や生徒を半分連れてきたということですから、元祖パブリックスクールはウィンチェスター校ということになりますね。


ちなみに現在の英首相であるデービット・キャメロンも、ロンドン市長のボリス・ジョンソンもここイートン校の出身。彼らはオックスフォード大学に進学し、ここでも超金持ちの子息が属する「ブリトンクラブ」という｛レストランで大酒を飲んでは暴れるので有名）クラブに属していたそうな。



他にも英国のあらゆる分野のトップに君臨する人材の出身校がここイートン校というからすごい。たった7％の卒業生が英国、世界の富と権力を握っているんですね～。

改めてここ英国でのエリートというのは、どれだけ良い成績で大学を卒業したかではなく、イートン校出身かどうかということだけが重要だということがわかりました。

良くも悪くも、階級社会が色濃く残る英国です。

おもこ