2017年からスタートしたビッグベン改修工事!
早いもので約2年たちましたが、足場が組まれた見た目は特に変化なくそのままです!
やはりロンドンの象徴が見えないのは寂しいですね~!修復がおわってお披露目の時はきっと盛り上がると思います!
テムズ川沿いはビッグベン以外にも歴史的建造物がありますし、近代的な建築物とミックスされているのはとても見ごたえがあります!秋の気配がただようロンドン、お散歩にオススメです!
MIO
「Everybodys Talking About Jamie」はウエストエンドのアポロシアターで上演されているミュージカルです!
2011年にBBCで放送された「Jamie; Drag Queen at 16(ジェイミー、16歳のドラァグクイーン)」からインスパイアされた作品です。
ミュージカルのあらすじは…
16歳のジェイミーはプロム(卒業パーティー)にドラァグクイーンとして参加したいけれど、学校は猛反対。マイノリティに対して理解のない教師や一部の生徒から心無い言葉を言われ父親には拒絶されるけれど、理解ある母親と既成概念にとらわれない生徒からサポートを受け、自分の描く未来へ突き進んでいく。
イギリスが舞台の話なので描写や小道具が全部イギリスのもの!
ホームステイやイギリス人と住んだことある経験がある人は思わずニヤリとしてしまうイギリスらしさを見つけることも出来ると思います!
登場人物のほぼほぼが高校生役なのですが話すスピードがとにかく早い!
でも高校生のときの会話ってほとんどがノリ、大げさなジェスチャーもついているので英語が多少苦手でも大体わかると思います!
大人になれば大した問題ではないことも、学校という狭い世界では大問題になること、多々あります!
しかし逆に高校生というのは若いからこそ理論抜きで物事を受け入れる強さを持っている年齢でもあります。
このミュージカルではマイノリティを受け入れられない学生、自分自身が宗教的マイノリティであるから他人の気持ちが理解できる学生、なんかよくわからないけど楽しければいいじゃんウケル~という偏見がない学生など、一人ひとりの学生をかなり丁寧に描いています。
もちろん学校の先生やジェイミーの母親など他の登場人物も魅力的です!
▲トイレの鏡も凝っています、多くの人が鏡をつかって写真を撮っていました!
中でもいじめっこ役の役者さんの演技が本当に憎々しくイライラしますが、彼の演技があるからこそ他の登場人物がミュージカルを通して伝えようとしているメッセージがより強くなるのでかなり難しい役ですが見事に演じきっていました。
ハリーポッターのドラコ・マルフォイと似ていますね。
ボックスオフィスでチケット引き換えに行くと「もっといい席が空いてるからそこに移動させてあげるよ!」と言われ、持ってたチケットよりもいい席で観劇できました。ラッキー!
一人だったのでちょうど歯抜けの席に入れてもらえたようです。パンフレットやCDも売っております!
この日は家にクレジットカードを忘れてきたせいで所持金が3ポンドもない状態だったので何も買えませんでした!ざんねん~!会場のアポロシアターは息を呑むほど美しいシアターです!
金色と赤色、綺羅びやかだけど上品な装飾!ちょっと早めにシアターに来て、是非この劇場しっかり見て頂きたいです!
舞台はそこまで大きくありませんが、劇場のクラシックなデザインとは対照的にかなりモダンでかっこいいデザインです。
二階部分には演奏しているバンドも見えるようになっています。
ミュージカルはというと、大変素晴らしかったです。Fワードが飛び交う高校生の会話に笑いまくり、いじめっこに眉を潜め、ジェイミーの前向きさと葛藤に心を打たてるストーリーでした。
音楽もストーリーもかなりポジティブでノリのいいものですが、途中には観客席からすすり泣きが聞こえてくるシーンも…
例に漏れず泣いていたわけですが隣りに座っていたゲイカップルに「OH~スウィートハート」と慰められ、観劇後鏡をみるとマスカラで黒い線が顔にできていました。
パワフルでポジティブな曲やダンスが多いですがテーマ自体はとても繊細、そして多くの人が一度は考える「自分らしさ」とは何なのか、観客に問いかけるミュージカルです!
「キンキーブーツ」や「プリシラ」が好きな人には特におすすめしたい作品です。
始終いじめっ子だった生徒にも救いがあって、間違いをおかしたら終わり、ではなく間違っても立ち直れる、というのも良かったです。
現代社会への強いメッセージ性のあるミュージカルでした。
Apollo Theatre
Shaftesbury Ave, Soho, London W1D 7EZ
ミオ
コッツウォルズ最南端の街。お風呂(bath)の語源となったこの街は中心部にかつてのローマ人達が作ったローマ式浴場が残っていることで有名です。
街全体が世界遺産に登録されています。
▲街にそびえ立つBath Abbey、ローマ浴場跡博物館入り口はこの聖堂のすぐ近く。
バース自体はそこまで大きな街ではありませんが、薄いはちみつ色の町並みが可愛く発展しております。
ローマ浴場跡博物館の入り口はこちら。
今までこのローマ浴場跡を写真でみても「へ~」って感じだったのですが、これは実物を見ると感動します!
寒いなか来たのでお湯が温かそうで湯気がたってて、ローマ人たちのお風呂に対する情熱を感じます。テルマエ・ロマエ~。
こちらでもオーディオガイドが借りれます、日本語対応。子供向けにこういうキャラクター紹介のパネルも!
しかしローマ浴場跡博物館は結構見る所が多くオーディオガイドをしっかり聞きながらいくと全く時間が足りません。
なので気になる所でオーディオガイドを聞くぐらいで、結構早足の観光となります。
ローマ浴場跡博物館はこの浴場がどのように出来たか、誰が使っていたかなどが展示されています。
今は屋根などなくなっていますがかつてはこういう建築物だったようです。
迫力満点の人骨展示。
オーディオガイドで「虫歯が多いってことははちみつを食べれるくらい裕福だった人だと考えられます」と言われてて、死んでまで虫歯について言及されるなんて気の毒に。
ところでバースのオーディオガイドはうら若き女性の声で清楚な感じが非常に良かったです。ちなみに吹きさらしのせいかこのお湯、かなり汚いらしく手をつけて遊んでいる人の後ろで係員の人が消毒アルコールを持って待機していました!道頓堀かよ!
ちょっと触ってみたかったけど恐ろしくてさわれませんでした。
お土産コーナーではお風呂グッズを中心にいろいろなローマ浴場グッズを買うことが可能です!ローマ浴場博物館をあとにし、ぐるーっと高級フラットに囲まれたサーカスへ。こちらは「住んでいる人全員の緑を常に観れる環境をつくってあげたい!」という偉大な建築家が作った住居です。
大きな木が生えた公共ガーデンを囲うようにフラットが建っています。これフラットのなかもカーブしてるなら家具が置き辛いのではと思いますが、そんなことより緑を愛するイギリス人の底知れぬ情熱を感じます。
バスへ戻る時間ギリギリで走り込んだのがサリー・ラン、ブリオッシュ風パンが買えるお店です。
フランス人女性が始めたこのブリオッシュ屋さん、瞬く間に人気となり今でもバースを代表する食べ物として多くの人に愛されています。
そしてこの建物はバースで最も古い建物でもあります。
3箱買うと1箱無料!値段も一個3ポンド程とお安いです(2017年11月現在)
箱も色々種類があってかわいい!ちょっとかさばるけどお土産にオススメです。
中身はこんな感じ。
これをスライスしてトースト、バターを塗るとめちゃくちゃ美味しかったです。美味しいのであっという間になくなりますが、iPhoneと比較すると大きさがわかると思いますがかなり大きいです。
というわけでローマ浴場跡博物館、ユニークな建築物、ご当地フードサリーランなどがあるバース、今度個人でももう一度行きたいくらいいい街でした。
次は映画ハリーポッター、英TVドラマダウントン・アビーのロケ地になったレイコック村へ向かいます。
【ツアーレポート2】あのミュージカル映画のロケ地バース!
古代ローマの遺跡が残る「Bath(お風呂)」の語源の街 世界遺産・バース -親子で行く!ロンドン郊外日帰り旅行②-
ローマ人が作ったイギリスの浴場♪ローマ浴場博物館 in バース①
ローマ人が作ったイギリスの浴場♪ローマ浴場博物館 in バース②
ミオ