英語のお風呂「Bath」の語源になった街、バース。
イギリスで唯一の天然温泉地として知られます。
言伝えによると、紀元前9世紀に先住していたケルト人が温泉を発見し、その後、古代ローマ帝国の支配下に入って大浴場が建設され、温泉の街として栄えるようになりました。ローマ撤退後は、ローマ様式浴場も破壊されてしまうのですが、温泉の利用は続いていました。
18世紀に入ってジョージ王朝時代に発掘と再開発が行われ、次第に温泉の効能を求めて訪れる上流階級の温泉保養地として発展しました。現在の美しい街並みはこの頃から本格的に作られ始めたと言われます。
ローマ時代の浴場、三日月型に弧を描く概観が美しいローヤル・クレッセント、パルトニー橋、そしてサーカスなど歴史深い美しい建物が多く残っているバースは、1987年に世界文化遺産に登録されています。
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イギリス南部のソールスベリー平原にある、巨石郡「ストーンヘンジ」。
ドルイド教(霊魂の不滅と輪廻・転生を信じ、死の神が主宰者であると信じる宗教)の信者が現在でも夏至の夜明けになるとここで怪しげな儀式を執り行っていると言われています。
これらの素材となった巨石は、1個当たり50トン近く。
ここから30km近く離れたマールバラ丘陵から運ばれました。
その昔は、魔術師マリーンが巨人を使って作らせたとか、悪魔が作ったなど超自然的な言伝えが実しやかに伝えられてきましたが、現在では、その建造方法は技術的に立証されています。
また、ストーンヘンジが何に使われたかについては、太陽や月の運行を観測する機能をもっており、天文所であったという説が有力と言われています。
実は、ニュージーランドにもストーンヘンジがあることをご存知ですか?
のどかな田園風景がひろがるワイララバ地方に「ストーンヘンジ・オーテアロア」があります。
実はこれ、イギリスのストーンヘンジを真似て、多くの人に天文学に興味をもってもらうために数年前に天文愛好家達によって作られたそうです。
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