アート:建築 2008.09.14

久々のタテブロです~。

皆さん覚えてますでしょうか~。

建物ブログ、すなわち〝タテブロ〟です~。


さて、先日コッツウォルズに行ってまいりました。

コッツウォルズというのはオックスフォードの左あたりに位置する標高300mに達する丘陵地帯。


その昔羊毛の交易で栄えた古いイングランドの面影を残す村々が点在し、近年大人気のエリア。

おとぎ話の舞台にでもなりそうな、趣き深い景色に囲まれて歩くだけでも感動です。


その村々の中にStow-on-the-Wold(ストウ オン ザ ウォルド)という村があります。


SOTW MAP
場所はイングランド、グロースターシャーの右上の赤い点のあたり。


 Fosse Wayというローマ人が造った道に沿って行われた交易で栄え、19世紀には一時期に20,000頭もの羊が取引されていました。

 その場所が現在もマーケット・スクエアとして名を残してます。ここに通じるたくさんの小路は、群れている羊がここを通ることで一列になり、広場に出てくるときに数えやすくするためらしいです。


SOTW

マーケット・スクエア


 この村に〝The Roayalist Hotel〟という〝イングランド最古〟を謳い文句にしたホテルがあります。

 このホテルの建物ができたのがなんと947年!1,050年以上もの歴史を誇ります。

 947年というと日本では将門の乱の12年後枕の草子ができる前という頃。そんな建物が現存し、かつ改装されているとはいえ、現役のホテルとして使用されているのですからすごい話です。

 この建物は現在Listed building Grade Ⅱに登録されているとHPに書いてありますが、その文章から察するに厳密に言えばListed Building Grade

Ⅱ*かと思われます。

(Listed Buildingsに関してはコチラ!)


 
ROYALIST1

外観 

ROYALIST2
看板 


  宿泊したわけではないのですが、中を見せて欲しいというと快く応じていただきました。


ROYALIST3
建物のオリジナル部分が残っているレストランの暖炉。


ROYALIST4 ROYALIST5
 モダンに改装されていながらも細部から、独特の歴史と雰囲気が伝わってきます。

 さすがに部屋は見せてもらえなかったのですが、HPを見るとシックでモダンな内装になっていて、この料金なら泊まってみたい!と思わせるホテルです。

 

 1646年、このストウ・オン・ザ・ウォルドはイングランド内戦(清教徒革命の一部)、国王派と議会派の最後の戦いの場になりました。そしてこのホテルがそのときの国王派軍の本部となり、およそ300年後に国王派の司令官の書簡なども発見されています。それがこのホテルの名前の由来となっています。


  深まり行く秋を感じる今日この頃のイギリス、コッツウォルズを訪れる機会があれば立ち寄って見てはいかがでしょうか?


Text by Maggie

 

コッツウォルズ日本語情報サイトはコチラ!

The Royalist Hotel ウェブサイトはコチラ!

ストウ・オン・ザ・ウォルドには行きませんが、ロンドン支店一番人気!コッツウォルズへのオプショナルツアーはコチラ!

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