今月2回目のタテブロです!
いやぁ、このペースでいけばはやくも今年の目標を達成しそうです。
さて、今日のテーマはロンドン名物 赤い電話ボックス!
というよりは、これをデザインした人なのですけどね。
ロンドンといえば赤い名物が多いですね。
ダブルデッカー(二階建てバス)、衛兵、先日ご紹介させて頂いた郵便ポスト(名物だっけ?)。
チューブは赤、青、白(グレー?)のユニオンジャック・カラーが多いですね。
ついでにタクシーもブラックではなく赤にすればよかったのに、と思います。
そのなかでも最もユビキタス(どこにでもある)な名物が電話ボックスでしょう。
ロンドン名物 夢のコラボニューヨークはマンハッタンにあるフィッシュ&チップス屋さんのSalt and Butteryにも、電話ボックスが飾りでおいてありました。
この電話ボックス、名前をK2と言います。
GPO's Kiosk No.2、つまりGeneral Post Offiece(後に分割し現在のBT:ブリティッシュテレコムとポストオフィスの前身)の2番目のデザインの電話ボックスということでしょうね。
さて、この電話ボックスをデザインしたのがSir Giles Gilbert Scott(1880-1960) という英国きっての名建築家。
ある日、GPOから依頼されデザインされたのがこの電話ボックス。
そのとき、スコット氏がジョン・ソーン建築博物館(イギリスの大建築家の名を冠してます)の理事になったころだったので、ジョン・ソーン自身がデザインした廟にインスパイアされたドーム型の屋根を持ちつつもクラシックなデザインになっています。
この方、父親も、祖父も建築家という建築の名門のご出身で、ご祖父様はなんとあのユーロスターの発着駅である線とパンクラス駅をデザインした方、George Gilbert Scottです。
とても優雅な1866年(明治維新の2年前)にできた赤レンガ造りのゴシック様式建築のセントパンクラス駅。
2007年11月よりユーロスターの発着駅になり、内装は赤レンガとガラスのコンビネーションがすばらしく、いつかタテブロでも取り上げさせていただきたい名建築。
そしてこのジャイルズさん、テート・モダンの前身、バンクサイド・パワーステーション、バタシー・パワーステーションなどの巨大レンガ建築をデザインしています。どちらの発電所もすばらしく印象的な建築物。
テート・モダン
原型を生かしつつ(外観だけでなく中身も)モダンなデザインに仕上げたのがヘルツォーク&ド・ムーロンという建築チーム。ドイツワールドカップ決勝の地アリアンツ・アリーナ、北京オリンピックのメインスタジアム鳥の巣などを担当できたのもこのテート・モダンで大抜擢されたからこそ。
日本人に身近なところではプラダ青山などもこのチーム。
バタシー・パワーステーション
4本の煙突がとても印象的。1983年に操業停止。かつてはビートルズの映画Helpなどにも登場した欧州最大のレンガ建築物。どこまで近づけるか行ってみたのですが、柵やフェンスに覆われて近づけません。
そして以前タテブロ②でも少し触れたリバプール大聖堂もジャイルズさんによる巨大赤レンガ建築。
実際見ましたがこれもすごい建築物です。
ロンドン名物の意外なバックグラウンド、お楽しみいただけましたでしょうか???
Text by Maggie