最近のマイブームはスタッフに薦められたMarks&Spencerのクロワッサン。
焼きたてを売っていて外はサクッ、なかはしっとり。
バターが効いててこれが72p(100円)というのが朝からのプチ贅沢。
グリーンパークの駅で降りて、行儀が悪いのですが歩きながらオフィスがあるピカデリーまで歩きながら食べたりして、しかも天下のRitz Hotelの前なんかを通るのでちょっと気が引けたりもしますが、その景色が愉しくもあり。
このグリーンパークとピカデリーの間はロンドンの宝箱みたいなところで、いろいろなものに出くわします。その詳細はまたそのうちレポートしますね。特に英国の歴史が詰まった王室御用達店舗のオンパレードJermyn Street は歩いているだけで雨が降っていても朝から気分がいいです。
そしてそして当然のように趣深いパブも徒歩10分の距離の間に宝石箱の中の宝石のように
散りばめてあるのです。 その中のひとつが〝Chequers Tavern〟。
CheckではなくChequeなのが妙にいい感じです。
正面 建物の裏
Chequerとは何かというと、昔々パブで代表的であったチェス盤の上で行われたゲームのことらしく、またチェス盤はお金の計算台にも使われていたため、両替の目印にも使用されていました。
そして昔はパブが両替商などを営んでいたことも珍しくなかったらしいです。
このパブの名前は、周辺のホテル、ジェントルマンズクラブなどで宴に興じている主人の帰りをまつ、馬車の御者がチェッカーに興じたことからつきました。
そして店内。本日のオススメ料理などが書いてある黒板。
バーカウンター
黒板の上の装飾
バーカウンターのなかには個性的なコースターがぎっしり敷き詰めて貼ってありました。
お腹がすいていたのでSteak and Mushroom Pieをオーダー。
普通パイ生地に包まれて、中に肉があるのですが、これはグレービーソースがかかった肉とマッシュルームの上に焼いたパイ生地が乗っかっていて、食べやすく美味。
チップスも揚げたものではなくベイクしたものでヘルシー。
そしてリアル・エール3種のハンドポンプ。
それぞれ違うブリュワリーのものなので、このパブがタイドハウス(ひとつのブリュワリーのエールしか出さないパブ)ではなく、フリーハウス(ブリュワリーの縛りが無いパブ)であることがわかります。
今日の一杯は一番左の1872年創業AdnamsというサフォークにあるブリュワリーのBroadside。
アルコール度数4.7%。豊かなホップの味わいと、ほのかなフルーツの味わいがあって、ややドライな口当たりのエール。
こじんまりとして過度に込み合わず、しっかりとゆっくりと食事が出来る小さなパブです。
The Chequers Tavern
16 Duke Street, SW1Y 6DB
Text by Maggie