ロンドン・イギリスのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 ロンドン観光ブログ

今回はアラフォー女３人衆がいよいよ、アランセーター発祥の島アラン島への玄関口、ゴールウェイからフェリーに乗船し、日帰りでゲール語で「大きな島」イニシュモア島へ向かいます。この島の見どころは断崖に建てられた古代要塞のドン・エンガス！

翌朝は見事な晴天！（神）頑固おやじウィリーが怒ると恐ろしいので、アラフォー遅刻厳禁ということで、時間通りに予定が進む進む。今までにない展開です。

ゴールウェイを出発してしばらくすると、民家もまばらになり、岩と岩盤の荒涼とした石垣の風景が延々と続きます。なんだかまるでアラフォー、違う惑星に来たような感覚。神すごい風景。

45分程で港に到着。


フェリー会社の事務所でトイレも済ませて準備万端！
犬のように至る所に臭いをつけて旅するアラフォーハイエナ衆。


朝早い出発だったからね。神眠い。


朝からサングラスをした怪しい東洋人の女。神あやしい。

アラン諸島には島民以外の車（とハイエナ）は持ちこめないため、カーフェリーではない中型の後ろのようなフェリーで渡ります。穏やかな海が鏡のようにきれいな青空を映ししていて、本当に神きれい。

私達も神きれいだよ～



桟橋を渡り


いよいよ乗船！


１００～２００人乗りのフェリーはこじんまりしててきれいな船内


みんな乗船と同時にドリンクやスナックを注文してました。


デッキに上がると天気が良くて波も穏やかで

神気持ちいい～！



おもこさん、もう戻るよ～


フィフィ、もう寝てんの？

いや考え事さ



せっかくこんな神きれいな景色を見もせずに考え事なんてねぇ。。。。


気持ちいい～！



と、感動してたのは、おもこだけだったみたい。。。。
まったくこの方々、、、、


３０分ちょっとでイニシュモア島に到着！
アラン諸島は、アイルランド本島の西側、大西洋上に浮かぶ小さな島「イニシュモア島」「イニシュマン島」「イニシーア島」の3島から成る、石灰質の岩盤で覆われた島です。

この島々、ケルト文化や伝説の宝庫と言われ、古代先住民が造った巨大遺跡群や、教会や修道院の廃墟が多数残っており、歴史的にも謎が多いミステリアスな場所と言われています。

港の周りにはパステルカラーのB&Bやパブ、レストラン、レンタル・サイクル店がいくつかあるものの、とてもひっそりとしていました。

フェリーを降りると、一番最初にレンタル・サイクル屋がパンフレットを手渡してくれました。夏はサイクリングは一番気持ちがいいかも。


馬車での案内もこの島ならではの案内なんですね～。たくさんの馬車がお出迎えしに待ってましたよ。

アラフォー一行と何故か？頑固おやじウィリーは、予め手配していた、ミニバンに乗車。ウィリーはまだ一度もアラン諸島に足を踏み入れたことがなかったそうな。
バンには何故かウィリーの他に
ウィリーが２０年ぶりに

たまたま再会したむき卵のような

大昔の同僚も便乗。



到着そうそうのウィリーの行動もミステリアス。だって席は空いてるのに一番前のドライバー席の横にでかい同僚とギューギューになって3人並んで同乗しているのですから。久しぶりの再会にもう周りが何も見えなくなったようです。

島の道路はミニバスがやっと1台通れるくらいの幅で、写真でみた通りの石垣だらけの土地に民家がポツーンとたまに建っている風景が続きます。遺跡をはじめ、アザラシ、教会、学校など、とにかく目に入るものが全て特別なものに見えてしまうような素晴らしい島の景色。

こんな景色、見たことない～！アザラシもいるらしいですよ。


この島の一番の見どころでもある、ドン・エンガスへの入り口付近のかわいいカフェ
きゃー！超（神）かわいい～！！



ゆっくりお茶をしたいところですが、まずは付近を見学してみましょう

イニシュモア島には14の村があり、人口は約900人。
「この島には教会が3つ、警官が3人、ナーサリー3軒、スーパー、郵便局、銀行が各1件、医者が1人、でもパブは6軒なんだな～！！ガッハハ」

「この島の島民はみーんな顔なじみで、いろいろ助け合って融通も効くんだ。お互いに何か気にいらないことがあって喧嘩しても、次に会った時には根に持たないで忘れるんだ。でもま、悪いことはできないよ～、すぐに広まるからね。しししー！」

どこの田舎でも同じように、この島を出てゆく若者は多いということ。確かに仕事はなさそうですし、人口900人では、島以外の人と出会わないとみんな兄弟、親戚になっちゃいますよね。それはそれで、いろいろ大変だ！

更に昔は年をとると本土へ移るのが慣わしだったらしいのですが、最近老人ホームができたということで、逆に島に戻ってくるようになったそうです。確かに所々にそのような施設ができているのが車窓から見えました。やっぱりみんな故郷に留まりたいということですよね。

15年前までの主要産業はジャガイモを主とした農業と漁業ということでしたが、今は観光が主な島の収入源。


夏季には一日に2000人もの観光客が島に押し寄せ、20台のミニバスが待ちうけ、1400～1500台のバイクが貸し出されるそうです。このシーズンオフの静かな島の雰囲気からは想像し難い光景ですね。


日本でも人気の高いアランセーター（フィッシャーマンセーター）はアラン諸島が発祥の地。漁に出て行く夫の為に、海水をはじく太い羊毛で女達が手編みで編みこんだ独特の柄が特徴。


これは漁に出た夫が不慮の事故に合った場合でも、着ているセーターの編み模様で身元がわかるように、各ファミリーが独自の模様を編み込んだものなんですって。ちょっと悲しい。。。。

長年にわたって親から子へと受け継がれて来た伝統工芸ですが、最近では手編みで正確にこのアランセーターを編める若手の編み手が少なくなっているそうです。これはピンチパンチポーンチ！


島の何軒かの土産物屋では、この希少な手編みのアランセーターを購入することが可能。1枚のセーターを編むのに早くて1週間、通常は2週間かかるというセーターの値段は65～100ユーロ前後。


セーターのほかにも、こんな島のお土産も売ってます。ほのぼの。


ドン･エンガスへ行く途中にある土産物屋さんでは、
この手編みのアランセーターを主に販売しています。


日本の雑誌にも紹介されたようで、嬉しそうに雑誌を見せてくれました。


他では買えない柄、ここだけの手編みニットなんですね～。


あったかそう～。



わたしなんて、あ、多分ほかのアラフォー2匹も手編みのセーターなんて編もうとも思ったこともないんですけどね。


でも、確かに温かいんですよね。このアランセーター。
これをオシャレに着こなせる人って、ほんとのおしゃれさん～。
でも着たら、みんな良い人に見えるかもしれません。自分はちょっと邪気のオーラがあると自覚している人は、着てみたらちょっとだけ良い人に見えるかもしれませんよ。

結構デザインも最近はかわいいものも多いので、自分用にお土産、記念品としてお一つ如何でしょうか？
子供用のがまたかわいいんです。子供は何着ても可愛いですけどね～。

時間があればお茶してまったりしたくてたまらないのですが、遅れると頑固おやじのウィリーがお怒りになるので、まずは見学、見学。

ドン・エンガスのチケットセンターには日本語、韓国語での案内もありました。


ドン・エンガスは島最大の先史時代の遺跡で、約2千年前のものと言われています。

この城がいつ誰によって何の目的で造られたかは謎。
エンガスという伝説上の人物によるものとされ、
昔ここが政治･経済、文化の中心であったそうな。

アラン諸島は、西の大陸から追われてアイルランドに渡ってきた古代ケルト民族が最後にたどり着いた「最果ての島」と言われているように


この辺りの土地はアイルランド西部のバレン高原と同じく石灰質の岩盤と石に覆われている不毛の土地。


土がほとんど無い為、この岩盤を砕き、海藻をその上に敷き詰め、更にその上に砂を轢きつめ土をつくったそうですが、なんだか気の遠くなるような作業ですが、追われてたどり着いた土地に定住しようと必死だったんでしょうね。

石垣はそれぞれの農地を仕切る為、また、土が風で飛ばされないように、そして飼っている家畜が

逃げないようにするためのもの。


先史時代から残る島中の無数の石垣を繋げるとなんと１万１千キロ！

小さな島には迷路のように石垣で張り巡らされていて、
独特でミステリアスな光景が広がっています。

ミステリアスと言えば、

頑固おやじウィリー



久しぶりに再会した同僚はカフェでお茶してるそうな。
独りぼっちになった頑固おやじ。
独りは嫌なのか、アラフォーの範囲5メートル以内に出没するウィリー。

実は寂しがり屋なウィリー



ドン•エンガスのてっぺんまでゆっくり歩いて30分。
ゆるやかな坂なので全然苦しくはありません。
ただし、靴は選ばないとですね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます！
次回はドン・エンガスの断崖での崖っぷちアラフォーの様子をレポートです！
お楽しみに～！！

おもこ

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