食:グルメ 2017.03.29

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Привет(プリヴィエト)!
ナイツブリッジにあるおいしいロシア料理店Mari Vanna(マリヴァンナ)へ行ってきました!
本店はロシアの首都モスクワにあってこれはロンドン支店です~!
場所はナイツブリッジ駅から歩いて約3分。

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社会主義や共産主義を一度でもキメた国はなんとなく侘しい食事をしていたり、特にロシアはオマー・シャリフ出演の映画「ドクトル・ジバコ」の印象が強いせいかおいしいものを食べているイメージが全くありませんでした。

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そんな偏見を覆すフクースナー(美味しい)!なロシア料理がココでは頂けます!

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店内に入ってまず驚くのは装飾の派手さと細かさ。郊外の古いお屋敷に来たかのようです!
時々全く意味不明な置物などが飾ってロシアのセンスが不安になりますが、これも文化ですよ~!

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店内もこれは可愛い~!!ホフロマやサモワールが置いてあったり…。
上の写真を撮影した時は大きなグループが捌けたあとですが、ひっきりなしにお客がきてその殆どがロシア人、これは期待できるサインです。

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メニューはロシア語と英語で表記があります。
ネットのメニューに「ドクトル・ジバコ」というカクテルがあったので楽しみにしていたのですが、どうやらなくなった様子!映画オタク涙目。

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というわけで代わりにアンナ・カレーニナを頼みました(写真左)
ロシアの小説はなんとかスキー、なんとかコフ、ユーリなんとか、と名前が似ていて途中で誰が誰か判らなくなり読み切った試しがございません。

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お通し(?)の黒パンなどロシアパンのアソートが運ばれて来ました。
ですがこの無造作におかれたネギとラディッシュに困惑!
これはパンと一緒に食べるのかそれとも飾りなのか…。

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隣のロシア人カップルを盗み見していると、野菜をのけてパンだけ食べていたのでただの飾りのようですが…真相は闇の中。
このダイナミックさ、さすが国土世界一ロシア!

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パンはこちらのサワークリームとバターを足して2で割ってそれに香料をまぜたようなものを塗って食べると美味しかったです。
黒パンは全然馴染みがないちょっと不思議な味でした。

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▲10センチ程度の可愛いピロシキ
まずはロシアのソウルフード、日本のおにぎりポジションに君臨しているピロシキを頼みました!

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中身は牛肉とマッシュルーム&オニオン一個づつ頼んだのですがこれがめちゃくちゃフクースナー!
甘めのパンに具がぎっしり!日本のピロシキは揚げているものが多いですが、本場はパン生地なのかな?

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▲ボルシチ。元々はウクライナの料理。
ビーツ、玉ねぎ、キャベツと牛肉を煮込んだいわばシチュー。
お通しのパンを浸して食べると、優しい味と柔らかいパンがあってかなりフクースナー!
※こちらのボルシチ、シェアしてもあまるほどの量でしたので注文する際はお気をつけ下さい。

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▲サワークリームを入れて頂くととってもまろやか。
ボルシチは名前も見た目も地獄の食べ物みたいなのに食感も味も優しいです。
私はビーツが死ぬほど嫌いですがボルシチは食べれます、ロシアってすごい!

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▲野菜のグリル。
野菜の甘みがフクースナーな一品。素朴だけど素材を活かしきった味!!
わけがわからないソースをかけて素材の味を殺しまくるレストランが多いなか、まさかの展開。


ここらへんにきて「もしかしてロシア料理ってかなりおいしいんじゃないか?」と気づき出した時にでてきたのがブリヌイ!

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▲ロシアンパンケーキと呼ばれるブリヌイ。
クレープのような薄い記事に様々な具材を巻いて食べるブリヌイ。
刻み玉ねぎの辛味、イクラの塩辛さ、卵とサワークリームのまろやかさが調和してかなりフクースナー!
個人的にコレが一番美味しかったです!

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ロシアではお葬式でも、出産後のお母さんも、巡礼者にも振る舞われ、クリスマスにも食べるかなり万能なメニュー!毎日食べたい!
「ブリーンも最初の一枚は失敗する(初めての事は失敗して当たり前)」という諺もあるそうです、ロシア人にとってどれだけ身近なメニューかわかりますね~。

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▲ロシアン餃子ことペリメニ。
ペリメニはぷりぷりの皮に味付けのしっかりしたフィリングと、サワークリームでクリーミーな味わいになりフクースナーな一品!
外道かもしれませんがこれポン酢と大根おろしと刻みネギで食べてもかなり美味しいと思います!

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ペリメニ殺人現場みたいになっていますがボルシチをためしにかけたら美味しかったです。
周りのロシア人からしたら「うーん、そういう食べ方じゃないんですけど~…」と思われそうですが…フクースナーだからオールオッケー!

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デザートメニューも充実しております。
甘党じゃないのでデザートは普段頼まないのですが、ロシア人がどんなスイーツを食べているのか気になる!ということで見てみると…

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「最も有名なソビエト連邦のケーキ」その名も「プラハ」というのがありました。
チェコなのかソ連なのかハッキリして!と思ってたら、モスクワにあったプラハというレストランの名物チョコケーキだったそうです。

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様々な国にちょっかいをかけ、突如崩壊した謎の国ソ連のケーキ!
メニュー近くに描かれたレイヤーケーキみたいなのが出てきたら大泣きするハメになるので店員さんに大きさを聞いてみました。

Cake

海外のケーキが恐ろしいのは高さが割りとある事です。
「このケーキの高さはどれくらいですか?」ときくと「そんなに高くないよ」と店員のお姉さんが、可愛い笑顔とともに手で高さを示してくれました。

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お姉さんの示した大きさだと確かにそんなに大きくなさそう!
ということで、プラハを頼んでみました!気分はソビエト連邦~!

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▲Naked Heart
こちらはチャリティ団体とのコラボ、売上の一部がチャリティにいくそうです。
ハートの形をした可愛いケーキ!ソースも甘酸っぱくて食べやすそうです。

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▲ナポレオン
いわゆるミルフィーユです。
添えられているものが人参にみえて「ロシアはケーキと一緒に人参を食べるんだなあ…」と思ってたのですがイチゴでした。

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▲ソ連名物Prague(プラハ)
そしてプラハが運ばれてきたのですが明らかにお姉さんがいってた高さの2倍はあります。背も高いし幅もある。どうみても2人前。
あんな可愛い笑顔で適当な事を言うなんてロシア女性恐ろしい、おろロシアとよく聞くけどその意味がわかりました。

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ところが、見た目は戦車のような重厚感があるのに、味は砂糖に頼った甘さではなく濃厚なチョコレートの香りと軽めのスポンジがフクースナーな一品でした!
でも甘党でない人は追加のお酒かコーヒーを頼むほうが賢明です。

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▲伝票
そんなわけでロシア料理へのイメージが一変するほど美味しかったです!
場所的にもセントラルロンドン観光ついでに行きやすいので、是非行ってみて下さい~!

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トイレソムリエの日本人も大満足のトイレデザイン!
でもトイレではなぜかおじいさんの朗読(?)がずーーーっと流れていてかなり異様な空気でした。音姫ならぬ音オヤジ!怖すぎ!

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ところで今回、この記事をかくにあたってH.I.S.ロシア支店のブログを見てたら凍ったバイカル湖を走っていたりロシアグッズをたくさん集めまくっていたり
同じ企業に勤めていても場所が変われここまで違う、面白いですね。
ロシアに行ってみたくなりました!

では、пока(パカ)!
(ロシア語挨拶もロシア支店の真似です。)


◆Mari Vanna
116 Knightsbridge,
London SW1X 7PJ

最寄り駅:ナイツブリッジ


ミオ


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