イギリス料理って何がある?
そりゃ、なんてったってイギリス料理の代名詞はコレ
ロースト・ビーフ
そして、その代表店がここ
シンプソンズ・イン・ザ・ストランド
Simpson's in-the-Strand
1828年に紳士クラブとしてオープンした格式あるレストランというだけあって、客層もビジネスを中心に、ドレスアップした上品な紳士、淑女の姿が多く見られました。
ま、口を開ければ
お金がな~い!
と言っては上司にたかる通称ハイエナ=私たちには縁のなさそうな人達ですね。
ま、毛並みが違うといったところでしょうか。
フォーマルな雰囲気の中、オーダーを済ませてしばらくすると、シェフが売ったら高そうな銀食器をのせたワゴンを押してテーブルまでやってきました!
この重そうな蓋を左手で取った瞬間、ナイフ右手に決闘だぁ!とか、蓋を2枚使って「お姫様のおな~り~」とシンバル叩く真似ごとはしてくれますぇ~ん!
蓋を開けるとじゃ~ん!
原始人が食べるみたいな大きな肉の塊登場!
ここで、肉を両手でとってかぶりついてはいけませ~ん!
ビーフは焼き加減が「レア」「ミディアム」「ウェルダーン」と3段階用意されていて、好みの焼き加減のものをスライスして取り分けてくれます。
ナイフを研ぐシェフの姿を見ながら「このまま誤って肩そぎ落とされたりして」なーんていろいろ想像しながら思いっきりレアな肉塊がサーブされたのでした。
日本とは異なり、イギリスでは健康の為に肉は赤身が多いのが特徴ですが、それにしてもここのレアは本当にレアでした。本当に血がしたたるとはこのことでしょう。ちなみに真ん中の一瞬う○こ?のように見えるものは、イギリスの伝統的な付け合せ品のヨークシャープディングです。
荘厳な店構えの割りにはシェフやスタッフは親切でフレンドリー。肉の盛り方なんかは遥か昔の野蛮人だった頃のDNAを髣髴させるような厚切り肉で、太っ腹。こんな点でも非常にイギリス的な雰囲気を堪能できる場所といった感じでした。(T.H)
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Simpson's-in-the-Strand, 100 The Strand, WC2
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食:英国料理
2007.12.05