皆様、こんにちは。
昨日の「ロンドン五輪競技場へ行こう カーディフ編 」だけでは物足りないっ!
ウェールズ熱に火がつきましてさらに良さをご紹介したく、また書いています。
ロンドンから鉄道ではちょっと行きにくいウェールズですが
鉄道が敷かれなかった地域だからこそ、大自然が多く残っています。
車でのドライブやトレッキング、ハイキングをお勧めします。
今日は、ウェールズ地方中部にある小さな町「スランゴスレン」です。
ウェールズの地名はほぼウェールズ語、スランゴスレンも「Llangollen」と書きます。
LLって「スラ」とか「スレ」って発音するんでしょうね。
カーディフにある国立博物館で館内で流れていた音声ガイドは英語とウェールズ語。
ウェールズ語は英語とまったく異なる言語ですので、呪文のように聞こえました。
ちなみに、おみやげもの屋さんのTシャツに書かれている「Cymru」はウェールズ語で「ウェールズ」です。
石炭や石材など豊富な地下資源がよく取れたウェールズはその資源をマンチェスターやリバプールへ運ぶため運河を建設、渓谷を越えるため水路橋を建て、さらに発展していきましたが、エネルギー資源が石炭から石油に代わり徐々に衰退していったそうです。
世界遺産として有名なポントカサステ アクアダクトではありませんが、山の中のあちらこちらに水路橋が見られます。まずは写真の水路橋を目指します。
水路のすぐ横には家も建っています。
日本人の私としては夏場に蚊が飛び回って大変なことになるのでは・・・。
と思うのですが、網戸を見かけたことがないので多分大丈夫なのでしょう、たぶん・・・。
またナローボートに住んでいる方もいます。屋根がガーデンのように花が飾られていますね。
水道橋の歩道側からは牧草が見えました。馬が放牧されています。
そしてボートが走る水路の先は柵などが一切なく、下のサッカー場がよく見えますね。
ご紹介していますが、高所恐怖症の方にはちょっとお勧めできないかもしれません。
高いところが大好きな私でもかなり足がすくみました。
あ、でもナローボートからの眺めですとまた違って見えるかもしれませんね。
水路橋の上は風が心地よく眺めも最高でした。遠くを見て歩けば怖くなかったです。
ナローボートの速度は時速6kmととてもゆっくりなスピードで進みます。
実は、免許は不要なので誰でも運転が出来ますよ。
歩く速度より少し早いぐらい、のんびり航行します。
船一台分の幅しかありませんので、一方通行ですね?
水路の先にはボートを引く馬が歩いていました。
馬小屋で次の仕事を待つ馬さん。
警察騎馬隊や王立騎馬隊も優秀な子が多いですが、イギリスの馬は落ち着いていて紳士的ですね。
馬って実はとても頭が良いらしいですね。
町の中心には川が流れています。どこかで見たような風景・・・。
これで温泉があれば日本の温泉郷にそっくりだと思いませんか?
町にはケルト十字が飾られていました。ウェールズはケルトの文化の伝統を多く残しています。
お腹が空いてきましたので、町に戻り名物のウェルシュシチュー(口がまわりません:汗)を頂きました。
味はビーフシチューと同じ、付け合せのピクルスがおいしかったです。
町から1時間ほど丘の頂上へ向かって登ってみました。
日ごろの運動不足の影響でハイキングというより山登りに近かったです。
頂上付近でスランゴスレンの町並みが見下ろせました。
眺めはとてもすばらしいです。でも住むことを考えると買い物をしに町まで上り下りするのに相当苦労しそうですね。そんなことは家来や召使に任せていたと思いますが・・・。
ロンドンのシャドーやロンドン・アイはやはり見えませんでした。
かつては城の窓か、入り口だったのでしょうか?
山での挨拶は基本ですね。
昔々にウェールズの領主を私たちが攻め滅ぼしちゃったのよね・・・。
とイングランドの知人がポツリとつぶやいていました。
帰りには虹を見つけました。
イギリスは一日に四季があると言われるほど、お天気の移り変わりが早いので日本より虹を見る機会が多いと思います。そして、虹の端には宝物が埋まっているらしいですよ。
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