皆様、こんにちは。
一日のうちに四季があると言われる(朝寒く、昼暑く、夕方に雨と風)お天気の悪いイギリスで移動性高気圧を伴って移動するひろみんです。
オフシーズンに入りつつもまだまだ旅行日和の週末に南海岸のドーバーからブライトンまで旅に出てみました。
今回は防衛最前線!イギリスを敵国から守るうえでもっとも重要な砦となったドーバー城をご紹介します。
飾り?それとも現役?の大砲がお城の入り口付近に置いてありました。
ドーバーはロンドンから電車で約2時間。
ブリテン島からヨーロッパ大陸まで最短距離に位置する港町です。
古くは古代ローマ時代から現在はフランスのカレーまで船が出ているため
港町として栄えています。
カレーとの距離はおよそ34km天気が良いとフランスが見えるかも?
またドーバー城内では古代ローマ時代1世紀に建てられた灯台も残されていますよ。
フランスから船で渡ってくると白亜の崖を見ることができます。
ブリテン島は石灰質を多く含む土地ですので、水も硬水です。
イギリスの紅茶がおいしいのは、硬水との相性が良いからという話もありますね。
フランス行きたいな~。
ドーヴァーの港で乗船前に出入国審査を行います。
飛行機でEU圏に出入国すると飛行機のスタンプ
ユーロスターで出入国すると汽車のスタンプ
船で出入国すると船のスタンプがパスポートに押されますよ。
足を伸ばして、こちらはフランス カレーのフェリー乗り場
ドーバーからおよそ1時間です。ドーバー海峡は遠泳としても有名ですね。
ドーバーの港町から崖の上の城までは坂道を上がって行きます。
入場券を購入して、さらにお城への上り坂を歩いていくと・・・。
洞窟の前に行列?
ドーバーはヨーロッパ大陸からもっとも近い街、つまり大きな戦いではイギリスの防衛最前線としても有名な場所です。
フランスとの戦いはもちろん、20世紀の2つの大きな大戦ではドイツからの攻撃から守るため
特に第二次世界大戦では世界初の近代レーダーが設置され、防空壕や地下病院の跡が今も残っています。
残念ながら、内部でのカメラ・ビデオ撮影は禁止です。
防空壕ツアーは30人のグループにガイドさんが1人ついて防空壕の壁に映し出される映像を見ながら移動していきます。
映像は当時の第二次世界大戦の映像を映画のように編集していて、ドキュメンタリー番組を見ているかのようでした。所要時間は約50分です。
そして、この防空壕の隣にある入り口は大戦中に作られた地下病院です。こちらも数人のグループに分かれてガイドさんの説明を聞きながら内部を歩きます。
所要時間は約20分です。
白く美しい崖にはたくさんの防空壕や地下施設が作られていました。
ちなみに、ツアー中は何も見ませんでしたが、何かいそうな雰囲気です・・・。
いずれも週末にはとても混むそうです。ドーバー城の開園直後に行くことをオススメします。
さて、世界史の勉強を終えたら、こんどは城内に入ってみましょう。
城内にいた貴族と宮廷音楽家さん。教会の祭壇の前では祈りをささげる歌を歌っていました。
ヘンリー2世の奥様 アリエノール王妃様
私たちの後ろからついてきた、先ほどの2人と寸劇を見せてくれました。
「東方の客人方、王なら城にいらっしゃるので拝謁なさい」
寝室では、暖炉の蒔が本当に燃えていて、暖かかったです。
建物の構造は1階に大きなキッチンがある造りが多いのですが、火を性質を利用して上の建物の全体が暖められる仕組みになっています。
建物が石造りのイギリスではさらに床に絨毯を敷き、壁にタペストリーを飾って、厳冬を越していたそうです。
王様、こんにちは~。
お邪魔します~。
いらっしゃいますか?
謁見の間にもいないですね。
王様~!
どこですか~!
城内は無料のシャトルトラムが巡回していますので、歩きつかれたら乗ってみましょう。
城内を探しても、ヘンリー2世いなかったね・・・。
とお城を出たところでいらっしゃいました!
王様!探しておりましたよ!
覚えていらっしゃいますか、あのカンタベリー大聖堂でご紹介したときに
「誰か、邪魔者(大司教さん)消してくれなかな~?」と騎士たちに冗談話をしたヘンリー2世です。
カンタベリー大聖堂のブログはこちら
「イギリス国教会の総本山カンタベリー~ブロードステアーズ ケントの旅(1)」
冗談で言ったつもりが、暗殺を実行した騎士たちによって殺されてしまったトーマス大司教。彼の死後、王としての立場が危うくなり、墓前で懺悔したそうです。
ヘンリー2世はその後も息子たちの反乱に頭を悩ませ後世を送りました。
イギリスの歴史を語る上で、外すことのできない港町ドーバー。
現在は穏やかな街並みではありますが、大陸に最も近い距離にあるためどの時代の戦でも重要な守りの要となったんでしょうね。
城の上には巨大なユニオンジャックが海峡の海風で大きくはためいていました。
フランスからフェリーでやってくる人にも見えそうですね。
次回はクリームティが有名な中世の街並みが残るライに向かいます。
お楽しみに~。
ひろみん
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