ロンドン・イギリスのレストラン、ホテルなど観光情報を紹介 ロンドン観光ブログ

みなさんこんにちは

震災から2年目となる昨日3月11日、
ロンドンは雪がちらつく寒い一日となりました。

そんな寒い日ではありましたが、
ロンドン市内にあるホーランドパークの福島庭園では、
寒さも和らぐ心温まる式典が行なわれました。

福島庭園は、昨年７月、福島民報社の「うつくしま復興大使」英国派遣などをきっかけに造られたそうで、東日本大震災からの復興の願いを込めて昨年7月にホランドパーク内に開園した庭園です。その庭園にて11日、天皇陛下の感謝のお言葉を刻んだ石碑が建立される除幕式が行なわれました。

ロンドンの西、ケンジントンエリアの高級住宅街の真ん中に位置するホランドパーク。実は、訪れたことがなかったのですが、公園内にはテニスコートやオランジェリーなどもあるとてもポッシュな公園だという噂は聞いておりました。

地下鉄ホランドパーク駅を降りて少し歩くと公園の入口ゲートがありました。


エリアに”ロイヤル”とついてますからね。。。
周りのお屋敷も大きいじゃなくて「でっかい」という感じのものばかり。


住宅街も静かでしたが、公園内を少し歩くと「あれ？ここロンドン？コッツウォルズの森の中？」なんて錯覚に陥るくらいに静かでピースフル。セレブの心も癒されるという感じです。

頭の上に鳥がのっかった銅像が見えて見えてきました。


ロード　ホランド（ホランド伯爵）と刻まれています。
鳥は鳩で、銅像とは別物でした。
あらら、お気の毒、伯爵、糞まみれになってました。

「くそ～」とつぶやく伯爵の声が聞こえる？




ホランドパークのことが気になったので、ちょっと調べてみました。

ホランド・ハウス (Holland House) はロンドンのケンジントンに存在する家屋。1605年にサー・ウォルター・コープの邸宅として建設された。ケンジントン地区において最も古い時代の建築物であり主人の名をとってコープ・カースル (Cope Castle) と呼称された。ホランド・パーク・アヴェニューから現在アールズ・コート地下鉄駅が存在する場所までの合計500エーカーの土地が敷地であった。コープの娘レディ・リッチと結婚したヘンリーが初代ホランド伯爵ヘンリー・リッチとなり屋敷を相続した。（wikiより抜粋）

ホランドハウスは、第一次、二次世界大戦でその殆どを破壊され、残った部分は現在ユースホステルになっています。敷地はその後、ロンドン市に買い取られて公園として残っています。

みなさま大変お待たせ致しました！久しぶりの
ひとみんの登場です！



ここはどこ？？京都？いえいえロンドンです～～！

このプライベート感満載なホランドパーク内には1991年に開催されたジャパンフェスティバルを記念し設立された本格的な京都庭園たるものがあったんです！！


1991年に開催されたジャパンフェスティバルでは大相撲も行なわれましたね。私はまだおりませんでしたが、神田の古本屋でフェスティバルカタログをゲットしました。かなり高額で本当にシャードから飛び降りる気持ちで購入しましたが内容は素晴らしいものでした。

その時に造られた庭園なんですね。じーん。
こんな孔雀がたくさんお散歩していてかなり優雅な庭園です。
奥には滝も見えます。


「わ～孔雀だぁ！」と興奮している私の後ろで「美味しそうだね」という声が。。。後ろにはひとみんしかいませんでしたが,,,,,,,,,


庭園には他に鴨がスイスイ気持ちよさそうに泳いでおり、大きな錦鯉もたくさんいました。まさかひとみん、好物の鴨を狙っていたのか。。それとも鯉？？

この京都庭園に、昨年の5月天皇皇后両陛下が英国でのエリザベス女王の即位６０周年記念行事に出席した際に訪れられ、日本の支援に尽力した関係者にお言葉を掛けられました。


本当に心癒される日本庭園です。


そして11日に、その際に天皇皇后両陛下が日本の支援に尽力した関係者にかけられた、深い感謝と両国民の友情を喜ぶ心情を英文の言葉で刻んた石碑の除幕式が行なわれました。


ロイヤルケンジントン＆チェルシー地区の


クリストファー・バックマスター区長や林景一駐英国特命全権大使らもご出席され

氷点下での寒い中ではありましたが、関係者を含め大勢の方々が集まり、震災以降お亡くなりになられた方に1分間の黙祷をささげました。

黙祷をささげた後に頭をあげて周りを見回すと
（ん？シューベルト？）


シューベルトのシルエットにそっくりな男性を発見！


ピアニスト？オペラ歌手？こっちむいてほしいな

おお！！


草刈正雄さん？！ソックリ！

歌はお歌いにならなかったので、オペラ歌手ではなかったようです。話しかけることもできず、最後までわからずじまいでした。残念！どなたか彼のことをご存知の方いらっしゃいませんか？

石碑は庭園内の緩やかな坂を登ったところにあります。

※石碑の前にはロープがあるので近づくことはできません。

石碑の英訳、日本語は大使館のホームページに載ってましたので、
こちらを御覧ください。


インタビューを受ける
在英福島県人会ロンドンしゃくなげ会の満山喜郎会長


これは何のお花でしょう？ピンクのかわいらしいお花が咲いていました。福島庭園内には、福島の県花であるネモトシャクナゲが植えられているそうですよ。


除幕式も無事終わり、オフィスに戻ります。せっかくなので、来た時とは別ルートのケンジントンハイストリート側から戻ることにしました。

福島庭園をでてすぐに
会えたね～


ダイ・ハードのブルース　ウィルス


誰の銅像かはわからなのですが


ホランドパークについて調べていた時に
ある方のブログに彼が登場していて


公園を訪れた際には是非お会いしたいと思っておりました。


会えて、とっても満足。
横からひとみんの「似てないよ～」という声が聞こえましたが。

帰り道も素敵です。


お天気が良ければもっと公園内を散策したいところでしたが


とにかく寒かったので、足早に公園内を通り過ぎました。

桜でしょうか？満開です。


この寒い中、アイスハウスって。。。冷（ひ）え～！


公園の入口には、お犬様専用の公衆トイレまで設置。さすがです。


いや～、初めて訪れましたが住宅街の中にこんなオアシスがあったなんて！京都庭園、福島庭園ともに本当に素敵な庭園でした。ホランドパークは他のロンドンの公園とはちょっと異なってグリーンが広がる公園というより、セクションごとに区切られているプライベート感たっぷりな公園でした。もとはプライベートなお屋敷（城）があった場所だったというのが想像できます。


帰りにひとみんとバスを待っていて見つけた珍しいポストボックス
ペンシル型です！！！！


しかも、エリザベスでもジョージでもなく、
ビクトリア！！

一番古い型のポストボックスです。
これは見れてラッキー！！
ポストボックスについては無料アプリ、
「はじめてロンドン」 に詳しく掲載されています。

そういえばそろそろ郵便料金の値上がりの時期ですね。

ホランドパークも、パーク周辺のお屋敷もとっても素敵でした。
お天気の良い日にでも、都会の中のオアシスを訪れてみてくださいね。
ノッティングヒルも近いので、本当にお散歩コースに最適です。

震災から2年。復興にはまだまだ時間がかかります。
今回のような大震災では継続的な支援、取り組みが必要です。
みなさんの支援が、日本の明るい未来、
少しでも早い復興に繋がることを信じております。

おもこ

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