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テーマ：雑学ブログ

2013.07.19

傷心のビクトリア女王も訪れたヒューエンデンマナー（ナショナルトラスト）

(^O^)　こんにちは～

ロンドンから北西へ車で約４０分。

ウィンザー城があるバークシャー州に位置する

ハイウィッカム（High Wickham）に、

ナショナルトラストが管理する

ヒューエンデンマナーがあります。

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

その美しい自然の中に、

凛々しい姿で建つ

ヒューエンデンマナー

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

ここはかつて、ビクトリア女王の時代に首相を務めたことのある

ベンジャミン・ディズレーリが1848年から1881年まで

カントリー・ハウスとして使っていました。

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

かつては、夫のアルバートを亡くし塞ぎ込んでいたビクトリア女王が、

信頼していたベンジャミン・ディズレーリを訪ねて

何度もこのヒューエンデンマナーに足を運んでいたそうです。

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

ガイドさんの説明を聞きながら部屋を巡る

ハウスツアーでは、ベンジャミンの生い立ちから

家族の話まで興味深い面白い話が聞けるのでお勧めです。

今もベンジャミン・ディズレーリの家族の肖像画や家具が

いまでも飾られています。

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

書斎には何千冊の本が並んでいますが、すべてノンフィクションのみ。
小説家でもあったディズレーリは、「フィクションなら自分でかける」

という理由で、ノンフィクションしか読まななかったのだそうです。

ベンジャミンの妻メアリー・アンは12歳年上で、若い頃ベンジャミンは

借金でお金に困っていた為、実はお金目当てで結婚。

それでも、時とともに愛情が生まれ幸せな結婚生活を送ったそうです。

のどかな田園風景に囲まれたヒューエンデンマナーですが、

第二次世界大戦中は秘密基地として使われ、

ここで実際に数々の爆撃作戦が計画され実行されたそうです。

そのため、ヒトラーの攻撃リストの優先ターゲットの一つ

とされていたとか。屋敷の地下には今も秘密基地として

使われたオフィスが残っています。

数なるナショナルトラスト管理のマナーハウスの中では、

こぢんまりとして、シシーハーストなど比べると華やかさはありませんが、

大きな歴史の舞台となったヒューエンデンマナー。

H.I.S.ロンドン雑学講座-Hughenden_Manor

建物やガーデン以上に、その物語に惹かれるものがあります。

ヒューエンデンマナーについて詳しくはこちらから

R子

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