イギリスの絶景ポイントといえば外せないのが、イーストボーンにあるセブンシスターズ。
真っ白な絶壁が連なり海と空の青とのコントラストが美しいナショナル・トラストの一つです。
行き方は色々あるのですが、過去の先輩が詳しく書いた記事が参考になるのでこちらをどうぞ!
私たちはブライトン中心部、クロックタワー近くのバスのりばEより12番のバスに乗りました。日曜日でも15分おきに運行中、チケットはドライバーからも買えますがブライトン駅内のトラベルセンターでも購入可能。
ハガキサイズのスクラッチ形式のチケット、渡すとドライバーが日付を削って保護シートを貼ってくれます。
到着しバス停から30分ほど歩きます。丘陵が描く曲線と草原が気持ち良いです!
この日はルイス・ボンファイア・ナイトの翌日でしたが、煙に巻かれまくった夜から空気が澄んだカントリーサイドにきて肺がハッピー。ナショナル・トラストが運営するカフェ施設(外にトイレ有!)、お土産物、セブンシスターズの歴史がみれる小さな博物館があります。
中は多くの人で賑わっています。まだ新しいのか非常に清潔感があり可愛い店内です。
この日は晴れており陽の中は暖かかったので外でも多くの人がご飯を食べたりくつろいだりしていました。
11月にいったのに穏やかな天気でした。
ナショナル・トラストのカフェをでて丘を登ると、白亜の絶壁が見えてきました!
一瞬曇った時は灰色でしたが陽が照ると本当に真っ白です!
写真をみてわかるとおり、エッジには柵などは一切ありません。
転落死亡事故も起きている場所なので、写真に夢中になって足を踏み外したり、危険な写真を撮ろうとしないように呼びかけがされています。
白亜の絶壁も美しいですが、まわりに広がる平原もとても美しいです。
犬の散歩をしている人や座ってゆっくりしている人も多く、地元の人のくつろぎの場のようです。
かもめがたくさん飛んでいるので、食べ物をもって歩くのは少し危ないかもしれません。
イギリスのかもめはカツアゲのごとし食べ物めがけて飛んでくるので…。
とにかくスケール感がすごいので、感覚が大体おかしくなってきます。
ビッグベン近くのランプと同じくリア充ジローとルミの愛の証が…。
このように白い石がそこらじゅうに転がっているので、こういう思い出に残ることも出来ますよ!
プライベートジェットが頭上を飛び「あの人結婚してくれないかなあ~」とアラサー3人が金銭目的の結婚計画を話すかなり不毛なウォーキングをしました。
ところで弊社社員左のジャッキーは京都人、右のグリ子は大阪人なのですが「もし崖から落ちる既の所で手を掴めた場合どのように引き上げるか?」という謎の漫才を突然はじめました。
関西人が2人以上そろうとこういう化学反応がよく起きるのはイギリスでも同じ。
とりあえず電話をかけて助けを呼ぶと提案するジャッキー。一体誰に電話するつもりなのか?
写真をとるにしてもエッジ近くが怖くてかなり恐る恐るした撮影になりました。
かなり開けた所なので座ってゆっくりするには良さそうですね。
夏にピクニックマットやご飯をもって来たいくらいです。
赤白灯台の近くにひときわ高くなっている部分ビーチ岬と呼ばれる所は、イギリス映画の金字塔「さわば青春の光(原題:Quadrophenia)」のロケ地です!
最後自暴自棄になった主人公ジミーがエースのスクーターを盗み崖下に叩きつける場面はここが舞台となりました!
そしてここは自殺の名所でもあります。
これを考えると「さらば青春の光(原題:Quadrophenia…四重人格)」という言葉と叩きつけられた60年代若者文化を象徴するような装飾のされたスクーターが木っ端微塵になる映画のラストはとても重い意味を持っているとわかりますね。
ところでこの京都人、ワインボトルを片手にセブンシスターズを歩いて気がつくとボトルから直接ゴクゴク飲んでいました!なんとも豪快。この絶景を前にワインを楽しむなんてなんとも贅沢。平原も美しいです、地平線が見えることが少ないロンドンに住んでいるのでとても心が落ち着きます。
そんなわけで大満足のセブンシスターズ散策でした!
ミオ