今現在駅や街中いたるところで広告されているミュージカルBat Out of Hell
アメリカの歌手ミート・ローフの曲も元にしたロックオペラ・ミュージカルです。
公演会場は「American in Paris」なども公演されていたトッテナムコートロード駅すぐのDominion Theatre!
残念ながらミート・ローフを全く知らず曲も聴いたことがなかったのですが、以前見たロックオペラミュージカルがすごく好きだったのでこれも観劇してきました~!
結果、とてもとても良かったです、本当に2時間あっという間で楽しめました!
こちらのミュージカルはFワードが飛び交い、服を脱ぎまくり、性的表現も多いので年齢制限がついております!
さすがロックというべきか、しかし下品ではないウィットに富んだジョークや表現がたくさんですごく面白かったです!何度も会場が笑い声に包まれました!ミュージカルのあらすじは…
舞台は世界滅亡したあとの街、滅亡の影響で18歳のまま年を取らないギャング集団The Lostを率いるはゆるふわウェーブの美青年ストラット。
街を牛耳るファルコとは敵対関係。しかしファルコの娘レイヴンと運命的な出会いをした彼は立場の違いや様々な障害を愛の力で乗り越えていく。
事前にあらすじを読んだときは正直あまり興味が持てなかったのですが、このシンプルなストーリーラインを魅力あるキャストと曲、演技で表現するのですんなり楽しむことが出来ました。
チケットを受け取って席に向います。
ミート・ローフが「Bat Out of Hell」を発表したのが1977年らしいので、その時の世代の方にとってはたまらないミュージカルですね。
席はストールのS30、ここ見やすくて良かったです。
映像で浮かび上がるタイトルとコウモリがゆらゆら…ちょっと不気味な雰囲気です。
各席にはミュージカルの世界のなかの新聞が置いてありました。公演5分前にアナウンスがかかって皆さんバタバタと着席です。
このシアターは地下にバーがあるのですが、お酒をもって席にくる人も多数!ワインやビールを片手にわいわいと開演を待ちます。
ふと気づくと舞台に役者さんたちが…「あれ?開演?」と思いつつも、ウロウロしたりおしゃべりしたり…開演ではない雰囲気。
観客も戸惑いながら「開演じゃないなら写真とっとこ!」と皆スマホで撮影したり、おしゃべりを続けたりでなんだか不思議な雰囲気。
いつの間にか観客の皆さんおしゃべりに夢中に。おじさん達はミート・ローフの話題をしているのか大盛り上がり。
主役のストラット役の人はバイクにまたがってじっとし、LOSTの仲間達は近くに座ってぼんやり。皆さんすっかりおくつろぎの様子!役者さんが開演まえに舞台をうろうろして何もしないなんて変なミュージカルだなー…とぼんやりしていた所…
上の写真の体制から、突然ストラット役の人がバイクから飛び降りて爆音で音楽と歌が始まりました。
これは会場全体が完全に油断していたので驚き、しかし一気にミュージカルの世界に引き込まれ一曲目から会場がめちゃくちゃ盛り上がりましたよ~!
前半が終わった頃には興奮でインターバル(中間休憩)にビールを買いに走りました。
大変失礼ながら「面白くなくてもまあいいか~」程度で観に来ていたのに、あまりの素晴らしさに大興奮!いい意味で期待を裏切られました!
後で知ったのですがこのミュージカル、実は2017年に一度期間限定公演されあまりに評判になり期間延長、そのあと一旦撤収して改めてウエストエンドでの公演がスタートしたそうです!
たしかにこれは人にオススメしたくなる!本当に楽しいし一曲も知らないのにのれます!
ロックにはビールです!
好きな銘柄ステラがあってまたもやテンションあがります。▲アイスクリームを買って食べている人もたくさん!
公演中はもちろん写真撮影できませんので、載せるものがありませんがこの迫力や演出は是非生で観て頂けたらと思います!
音の迫力で身体がビリビリしたり、地響きみたいな低音などはまさに生でみるミュージカルならでは!ロック音楽が好きな人は特に楽しめると思います!
劇中はセリフがかなり少なく歌とダンスでほぼほぼのシーンが進むので英語が苦手な方でも楽しめると思います!
クラシックミュージカルとはまた違う、ロック文化がもつ魅力と力強さを存分に楽しめる作品です!
そんなわけで帰ってすぐSpotifyで全曲DLして聴きまくっています!
ミート・ローフの知識ゼロでいきましたが、たくさん良い音楽に出会えて幸せなミュージカルでした!
ドミニオンシアターがあるトッテナムコートロード付近はファストフード店が多いので、ミュージカルを観る前にさっと食べるのに便利です!
■Dominion Theatre
268-269 Tottenham Court Rd, Fitzrovia, London W1T 7AQ
ミオ